更新日:2023.04.29ズーラシア、初めての挑戦へ
ズーラシア、初めての挑戦へ
いよいよ本日より、ズーラシアでは初めての挑戦となるクラウドファンディングが始まりました!!
さて本日は、「どうしてミナミアフリカオットセイでクラウドファンディングを行うことになったのか?」をお話させていただこうと思います。
ミナミアフリカオットセイの展示場は、水量約400tの大きなプールと、浅瀬や岩を模した造りで、豊かな自然環境が再現されています。しかし、この展示場には決定的に足りないものがあります。それが日陰です。
動物園や水族館で飼育されているアザラシやアシカなどの鰭脚類(ききゃくるい)の46.8%に眼の疾患がみられ、その要因として日陰の存在の有無が明らかであるという報告がされています。特に暗い海中での採餌に適応したオットセイの眼球は、ヒトの約3倍も大きく、その大きさゆえに眼の病気にかかることが多いのです。
【現在のミナミアフリカオットセイ展示場】
現在の展示場は日陰がないため、水温が上がり、水質が悪化してしまいます。また、直射日光があたる岩場も高温になるため、オットセイたちは上陸を嫌がり、水中にとどまらざるを得ないため、さらに眼の疾患がひどくなるという悪循環に陥っているのです。
今回の挑戦により、ミナミアフリカオットセイの展示場に日陰の設置と陸場の整備をセットで行うことで、オットセイの眼の疾患頻度の軽減とオットセイたちが思い思いにくつろげる場所づくりが実現できます!
ミナミアフリカオットセイは、ホッキョクグマとフンボルトペンギンという、動物園の中でも人気のある動物たちの間にいるので、なかなか注目されることがありません。
(よくアザラシだったり、アシカだったりに間違われます・・・涙)
しかしズーラシアのオットセイたちは、とっても個性豊か!
こぼれ落ちそうなくらい大きな目のワンや、
お客様と遊ぶのが大好きなハジメ。
そして普段はとっても素早い動きで中々写真におさめることができないハッピーの、
(難しいんですよ、本当に)
陸地でリラックスしたこんな姿が、改修後は頻繁に見られるようになったらと思っています。
目標達成を目指し、一丸となって頑張りますので、みなさまのあたたかいご支援をお待ちしております(^^)/
【広報 久保田】