更新日:2023.10.18爪をやすりました
爪をやすりました
皆さまこんにちは!
だいぶ過ごしやすい季節になりましたね☆
先日からセスジキノボリカンガルーのタニの爪やすりの練習を始めたので、その様子をお伝えします。
セスジキノボリカンガルーの爪は木を登るためにとても重要で、前肢は木に引っ掛けるためにかぎ状の鋭い爪になっています。
(タニの前肢)
後肢はこんな感じです。ちなみに私たちのような親指は後肢にはありません。
(モアラの後肢)
モアラは運動量がとても多く活発なので、前肢後肢共に爪が自然と削られています。
モアラの後肢の爪です。
一方タニは今年で17歳と決して若い年齢ではなく、運動量もモアラよりも少ないため、爪がなかなか自然に削れません。
右後肢の爪はまだいいのですが、
左後肢の爪は伸びすぎて尖っており横を向いています。
この爪の状態だと歩きにくいこともあるため、爪やすりにチャレンジすることに。
爪はとても太く丈夫なので工具のやすりを準備しました。
タニは普段から野菜を与える際に体の様々な部分を触る練習をしていたので、爪を触ったり持ったりすることには慣れています。
ですので、まずはやすりに慣らす練習をしました。
やすりの存在に慣らすために最初はやすりを見せながら野菜をあげ、次にやすりを後肢に近づけ、徐々に爪にやすりを近づけていきました。
タニはやや神経質な性格ですが、新しい物には比較的早く慣れます。
しかし爪やすりは初めてなので時間がかかるかと思いきや、なんと3日ほどでやすりで爪に触れることができ、そのまま削ることが出来ました!
2日にかけて爪やすりを行い、左後肢の爪が右後肢の爪と同じくらいの長さになりました。
まだ左右ともに長いので、少しづつ無理のないように削り、長さを整えていこうと思います!
爪を削っている様子はSNSでアップしますのでお楽しみに!!
セスジキノボリカンガルー担当 坂上