更新日:2023.12.03イズモの出勤の様子
イズモの出勤の様子
すっかり気持ちの良い季節になりました。酷暑だったサバンナゾーンもすっかり秋景色です。気持ちの良い一日が始まります。
動物たちの一日は、寝室から展示場に移動することから始まります。そして飼育担当者は、動物たちが展示場に元気に出て行ってくれるように手助けをしています。
今回は、ぼーっとしがちの寝起きのエランドのイズモを、寝室から草原エリアまで連れて行く様子をご紹介します。
まずは、イズモが大好きな餌を用意します。今回は草と草食動物用のペレットでイズモの気を引いてみます。
草をひとまとめにすると、草がばらけず扱いやすいです。
こちらがペレットです。音を鳴らすと「ご飯がもらえるかもと」前進することが多いです。
まずは寝室から展示場に繋がる屋外の通路に草を置いて、イズモがひとまず通路に出るように誘導します。普段は、なかなか通路に出てこないのですが、この日はあっけなく通路に出てきました。
そのまま順調に、「展示場まで歩いてくれるか?」と期待大でイズモを見つめていましたが.........。通路のど真ん中で立ち止まってしまいました。ここからが、エランド担当の腕の見せ所です。イズモを誘導します。
まずは片方の手でペレットケースを振って音を立てながら、「イズモ~、おはよ!外いこ~」とイズモを呼びます。もう片方の手にはペレットの粒を10粒くらい握っておきます。
ペレットの存在に気がつき、のそのそ歩きだしました。十数歩ほど歩いたらペレットを与えて、褒めます。これを繰り返してイズモのやる気を出します。
後ろから見ると、こんな感じです。
ペレットを食べてちょっと歩いてを繰り返すこと4回、イズモのスイッチが入りました。再び展示場に向かって力強く歩き出します。
やった。無事に展示場へ出勤しました。
さて、イズモが最初にやることは、展示場内の草を食べることでした。もりもり元気に食べる姿を見てうれしくなります。
先発隊のグラントシマウマとエランドも、むしゃむしゃと草を食べていました。今日も皆さんよろしく願いします。
以上、エランド担当でした。