更新日:2025.01.01🐍ブログで干支展🐍
🐍ブログで干支展🐍
新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、ズーラシアでは例年この時期に「干支展」を行っていましたが、今年は25周年企画展「Back ZOO the Future」を行っています。
(※Back ZOO the Future についてはこちら)
ズーラシアにもヘビはいるのに...と思ったみなさまに向けて、ブログで干支展を行いたいと思います!
1)今年の干支は...🐍
まず、今年の干支は「 巳 」
干支の中では6番目です。
「巳」という字は、胎児の形を表した象形文字だそうです。「起こる、始まる、定まる」などの意味があります。
巳年は、これまで努力してきたことが実を結び始める年だと言われています。
また、ヘビは脱皮をすることから新たな挑戦や変化に前向きになるとも言われています。
2)ズーラシアの「巳」 たち🐍
ズーラシアでは、「ボールニシキヘビ」を飼育しています。
愛称「ミライ」(メス) 2001年5月30日 生まれのなんと年女です。
ボールニシキヘビの和名は、英名をそのまま和訳されたものになります。英語では「Ball(ボール) python(ニシキヘビの仲間)」と呼ばれ、驚くと丸くボールのようになることが由来です。
ボールパイソンのお尻の近くには、面白い特徴があります。
一部のヘビの仲間で見られる「蹴爪」を持っています。これは、後ろ足が退化した名残だと考えられています。
ズーラシアで飼育しているヘビは以上ですが、園内にはヘビのオブジェが3つあります。
1つ目は、ころころ広場にいるアミメニシキヘビです。
過去のイベントで世界最大の動物たちを紹介したときに設置されました。イベントの通り、全長約7m以上にもなるヘビの中では最大級の大きさになるヘビです。
1月6日まで、干支の撮影スポット仕様になっています。来園の際は記念撮影をしていってください。
オブジェは中に入れるようになっていますが、成人男性では、つっかえることがあるので気を付けてください。(実体験)
2つ目はアマゾンセンター前の池の奥にいるアナコンダです。
元々は、ごろろ橋とアマゾンセンターをつなぐ通路に設置されていました。
(2008年頃の写真)
アナコンダは、ボールニシキヘビやアミメニシキヘビの"ニシキヘビ科"のグループとは違う"ボア科"のグループのヘビです。
全長は約5m以上。文献によっては約9m以上とされ、アナコンダを世界最大のヘビとすることもあるそうです。
カバやカピバラのように、目や鼻の穴が水面から出しやすく、水中で獲物を待ち伏せしやすい体のつくりになっています。
そして最後の3つ目はこちらにあります。
ボールニシキヘビの展示場やオカピの屋内展示場がある、ジャングルキャンプです。
この木のオブジェに入ると...
オブジェがあります。こちらはアフリカニシキヘビです。全長は4m前後で大きい個体だと約7mにもなるそうです。
ズーラシアで見られるこれらのヘビは、毒は持っておらず体で獲物を締め上げて捕らえます。
3)ズーラシアで発見!日本の野生ヘビ🐍
①アオダイショウ
日本本土では、一番大きなヘビです。木の上にいることが多く、ナミヘビ科のグループに分類されるヘビです。
②ジムグリ
アオダイショウと同じくナミヘビ科のヘビです。名前の由来は、よく地面や石の下に潜ることから。
③ヤマカガシ
ナミヘビ科のヘビです。よくカエルを食べ、ヒキガエルが持つ毒を体内にため込んだ毒と自身が生成する毒の2種類の毒を持っているヘビです。
④マムシ(ニホンマムシ)
こちらも毒を持つヘビです。先ほどの3種類とはまた違う クサリヘビ科 のグループに分類されます。水辺を好む傾向があります。
4)まとめ🐍
ズーラシアでは、園内で常に見られる飼育個体やオブジェに加えて、野生のヘビたちもときどき現れます。一部の文献では、私たちの祖先がヘビに捕食されていたことから、本能的に嫌う人が多いと考えられています。
しかし、ヘビも私たちが暮らす地球の生態系に関与する大切な仲間です。
今年の巳年を機会に様々なヘビに興味を持っていただければと思います。
事業推進係 古郡