更新日:2020.05.07薬草園にて
更新日:2020.05.07
薬草園にて
ここのところ、暖かい日が続き、薬草園も草だらけ!?除草の最中、何種類か花が咲いていましたのでアップします。
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まずはシャクヤク(芍薬)。万能な薬用植物です。写真の花は一重咲きで原種のパエオニア・ラクティフロラに極めて近いタイプと思われます。ボタンの台木に利用されるのは主にこの系統です。↓ ちなみに八重咲の品種も植えてあります。
次はシロバナムシヨケギク(白花虫除け菊)。ジョチュウギク(除虫菊)ともいわれます。その名の通り、蚊取り線香の原料として、日本でも産業用に瀬戸内海沿岸地域などで生産されていました。たくさん咲いているのを見ると、瀬戸内の風景が頭に浮かびます...。(さわやかな海風に吹かれている感じ。)こちらの株は、当園で種子から育てました。↓
最後は、「セイヨウムラサキ(西洋紫)」。日本にも「ムラサキ」が、自生していて、かつては根を染料または生薬として利用してきました。セイヨウムラサキも学名の種小名、オフィキナレ(薬用の)が示す通り薬用植物として利用されます。日本の紫は花が白いのですが、こちらはクリーム色です。ムラサキよりも育てやすく、この株も種子から育てたものです。↓