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フワフワ、もこもこの綿花が薬草園で見られますの写真

更新日:2023.10.27フワフワ、もこもこの綿花が薬草園で見られます

更新日:2023.10.27

フワフワ、もこもこの綿花が薬草園で見られます

今、ワタの花が咲いています。
ワタは、アオイ目 アオイ科 ワタ属で
熱帯・亜熱帯を原産地として生育する多年草ですが、
日本の寒い冬は越せないので一年草として扱われている場合がほとんどです。
世界には数十種のワタがありますが、こども植物園では4系統を育てています。
ワタの花黄色1.jpg
アジア綿の花 ↑
青綿の花.jpg
青綿の花 ↑
黄色やピンクのハイビスカスのような花。
そして花を咲かせた後、丸くて先の尖った果実が出来ます。
その果実を蒴果(さくか)と呼びます。

ワタの実.jpg
アジア綿の蒴果 ↑
青綿実.jpg
青綿の蒴果 ↑
蒴果の中には種子があり、その種子は種子毛で覆われています。
蒴果が割れるとフワフワ・もこもこの種子毛が現れ、花を咲かせたように見えることから
「綿花」と呼ばれています。
ワタアジア綿綿花1.jpg
洋綿の綿花 ↑

茶綿綿花3.jpg
茶綿の綿花 ↑

薬草園では、白い綿花はもちろん、青綿や茶綿も見ることが出来ます。
綿花をほぐすと色の違いがよくわかります。

綿色の比較3.jpgのサムネイル画像

その繊維を撚って、糸にし、製品として生地に加工されます。
冬暖かく、夏に涼しい植物性の天然素材の繊維は、また注目されてきています。
こども植物園の薬草園で色々なワタを見比べてみてはいかがでしょうか?