更新日:2023.04.132023年『貝』情報 vol.4「マテガイとツメタガイ」
更新日:2023.04.13
2023年『貝』情報 vol.4「マテガイとツメタガイ」
本格的な潮干狩りシーズンに入り、干潟が広がる週末には多くの方にご来園いただいています。
皆さんに楽しんでいただいている海の公園での潮干狩り、主役のアサリは自然繁殖ですが、これまでの「貝情報」でお伝えしてきましたように、今年はアサリが極めて少なく収穫があまり見込めない状況です。
一方で、園内南側のエリアを中心にマテガイの繁殖が見られ、このマテガイ採りを楽しむ方も増えています。ちょっと変わった採り方ですが、はまると楽しい。
移植ゴテ等で砂の表面を削り取って写真のような穴を見つけたら、塩を投入します。塩分に敏感なマテガイがぴょんと顔を出すのを待ちましょう。
マテガイが頭を出したら茶色いカラを握ってゆっくり引っ張り出します。
とこんな感じで採ることができます。お試しください。
また、アサリを捕食してしまう「ツメタガイ」という貝も見られます。アサリが少なくなる理由の一つともいわれています。
これがツメタガイ
こちらがツメタガイの卵
ツメタガイはアサリを食べてしまうので見つけたら採取!
右の写真、茶碗を伏せたような形の卵は、これ一つで4万個のほどの数になるので、こちらも増えすぎないように取り除いてもらえれば。
マテガイもツメタガイも調理すれば食べることができますので、トライしてみてください。