更新日:2021.08.26夏本番
更新日:2021.08.26
夏本番
気温と湿度が高い日が続きますので、皆様熱中症に気を付けて下さい。
キツリフネ
山地の渓流沿いや湿った林内に生える1年草。高さ40~80㎝で全体無毛。花期は夏から秋(山地では8月頃から、低地では9~10月)。葉の下から細長い花序が伸び、その先に3~4cmほどの横長で黄色い花が釣り下がるように咲きます。花弁状の萼と唇形の花びらをもち、距(きょ)が長く筒状になっています。ツリフネソウに似ていますが黄色い花が名前の由来になっています。
(しだの谷)
なお、黄色い花と、後ろに伸びる距(きょ)の先が巻かずに垂れること、また他のツリフネソウ属と同様に花が葉の下に咲くところが、ツリフネソウと明確な相違点です。大きく奥行きのある花がたくさん咲くので、主にクマバチなど大型のハナバチや、ツリアブ類などが好んで集まり、花に潜り込んで蜜を集める様子が観察されます。
ノシラン
海岸近くの林内に群生する多年草です。葉は長さ30~80㎝、幅1~1.5㎝の線形で厚くて光沢があります。花茎は扁平で狭い翼があり、高さ30~50㎝になります。花は白色または淡紫色で、総状に多数つきます。花期は7月~9月
(しだの谷)
ののはな夫