更新日:2022.03.11新リーダーは誰?
新リーダーは誰?
相変わらず、オス群れは落ち着かない日々が続いています。
今、一番気がかりな2頭はフジノスケとオーキッドです。
オーキッドは3歳10か月。ちょうどオスとして充実し始める年齢に差し掛かってきました。
体もオス群れの中では1・2を争う大きさになりました。
以前から、他のオスに対して攻撃的なところがありましたが、さらに攻撃的になっています。
(「オーキッドです。俺、結構強いよ。」)
対してフジノスケは8歳8カ月。オス群れの中では最年長です。(オスの最年長はヨッチャン(11歳10カ月)ですが、現在は、群れから離れて暮らしています。)
繁殖シーズンに入ったころから、フジノスケは少しずつ体重が落ち、オーキッドよりも体が小さくなりました。
オーキッドは、フジノスケには勝てると思ったのか、最近フジノスケに対して攻撃的です。
(「何だかイライラする!」と扉にツノ突きをするフジノスケ。)
この2頭、今のところ互角の戦いのようで、毎日のようにツノ突きをしています。
(左:オーキッド、右:フジノスケ。お互いに攻撃体勢に入っています。)
(「カツ~ン!!」大きなツノ突きの音が響き渡ります。)
(そんな2頭の様子を見ているリンタロウ。)
そのため、フジノスケは、この1カ月で鼻の上の傷がずいぶん増えました。
(顔の真ん中に大きな傷ができてしまいました。)
ちょうど1年前、リーダーだったヨッチャンとジュタロウ(2021年10月死亡)がツノ突きを繰り返し行っていて、結果、ジュタロウがリーダーになり、ヨッチャンは群れを追われました。当時のジュタロウは4歳9カ月でした。若いオスは虎視眈々と上を目指しているのです。
若きリーダーのジュタロウが死亡した後、現在までオス群れのリーダー格は不在のままです。
そんな中、オーキッドが急にリーダー候補に名乗りをあげました。
担当者としては、次のリーダーはマンサク(4歳)ではないかな?と思っていたのですが、マンサクはあまりツノ突きなどをしている様子は見られません。
(割と穏やかなマンサク。後ろでは、フジノスケが扉にツノ突きをしています。)
マンサクの方が強いからオーキッドやフジノスケが攻撃をしないのか、マンサクが2頭よりも力が弱いと思って攻撃をしないのかはわかりません。
マンサク、オーキッド、フジノスケの3頭が上位とは思いますが、順位ははっきりわかりません。
ツノ突きは午前中や夕方に多くみられています。
今のところ、日中はそれぞれ落ち着いて休んでおり、夜間もフジノスケは個室で過ごしているので、大事には至っていません。
今後、リーダーが誰になるのかは予想がつかない状況です。
ツノ突きの大きな音が響くたびに、ケガをしていないかとヤキモキする日々がもう少し続きそうです。
さとう
~おまけ~
メス群れは今日も平和です。のんびりとエサを食べたり、くつろいで過ごしています。
(ある日の朝。今日も穏やかな1日が始まりました。)
(食いしん坊な3頭。左からソラ・ウタマル・コハル。)
(のんびりする3頭。左からノゾミ・チャグ・ザビコ)