更新日:2024.03.17友の会例会を行いました！
友の会例会を行いました！
3月10日(日)に横浜市動物園友の会の金沢動物園例会を行いました。
今回は、「生き物のクラス森を守ろう～山の手入れと野生動物の話～」と題して、金沢動物園の保全活動のひとつである山の手入れを、会員の方とともに行いました！
今回のブログでは、当日の様子をご紹介します！
場所は、アフリカ区バックヤードの森。
まずは道具の使い方の説明から。
落ち葉を掻く熊手や、枝を切るための剪定ばさみ、ノコギリなども使います。
安全のため、皮手袋を忘れずに。
一通り説明が終わればいざ森へ！！
急な斜面を慎重に進みます。
さあ！ケガのないよう、安全に作業を始めましょう！
まずは熊手で落ち葉を集めます。
落ち葉を集めることで、地面に太陽の光が届きやすくなり、植物が芽吹くチャンスが多くなります。
落ち葉を集めていると、ノウサギの糞が見つかりました！
飼育員の説明を聞きつつ、観察タイムです。
金沢の森にはノウサギも生息しています。
森に残った生き物の痕跡を見つけるのもこの会の醍醐味です。
続いて、ノコギリを使い、トウネズミモチや竹を切っていきます。
安全に気を付け、飼育員と一緒にやってみましょう！
トウネズミモチは、オカピやホンシュウジカ、カモシカなどが食べています。
今回は小さいものでしたので、ホンシュウジカとカモシカに食べてもらうことにしました。
一方竹は、ゾウやインドサイ、ワラビーが食べます。
たくさん切ってたくさん食べてもらいましょう！
切った竹を下まで運ぶのも大変な作業です。
急な斜面ですので、慎重に降りていきます。
あっという間に落ち葉が集められ、動物たちの食べ物にもなる植物が採れました
参加した皆様からは、
「これはいい運動になるね」
「楽しかった」
といったお声をいただきました。
そして、今回採れた植物は、さっそく動物たちがいただきました。
その様子を写真でご紹介！
まずはトウネズミモチを食べたホンシュウジカ。
新鮮な葉をおいしそうに食べていました
続いて笹を食べるインドサイ。
笹を見せるとすぐに寄ってきてムシャムシャ。
おいしかったようです。
最後はインドゾウ。
山盛りの竹をモリモリ食べていました！
今回のイベントは、森の環境、野生動物、そして飼育動物と様々なものに関連した活動となりました。
たくさんの生き物が棲む森を、人の手を加えてより住みやすい森へ、豊かな森へとしていく活動はこれからも続きます。
様々な生き物が活き活きと暮らせる環境づくりを、これからも一緒にしていけたらと思っております。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
(飼育展示係 谷)