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フクロウ(野生)巣立ちの写真

更新日:2024.05.11フクロウ(野生)巣立ち

更新日:2024.05.11

フクロウ(野生)巣立ち

ヒナの成長は早いですね。ちょっと他の仕事にかまけていると、あっという間に状況が変わっています。

 

ヒナが大きくなり、モニターで親子が並んで見られたのもつかの間、414日には親はほとんどの時間を巣の外で過ごすようになりました。一緒に見られるのはエサを運んできたときくらいです。

 

420日ごろには、親鳥が巣の入り口からエサを放り込んですぐに立ち去るような行動も観察されました。ヒナが自力で餌を食べることを促しているようです。こうやってヒナの訓練をしているんですね。このころの様子をいくつかの動画でご覧ください。

 

424日にはヒナが巣箱から顔を出しました。巣の中で活発に歩き回ったり、翼を羽ばたいたり、巣立ちの準備が進んでいます。

顔を出したヒナ.jpg

  • 羽ばたきの練習→動画はこちら
  • 入口が渋滞することも→動画はこちら

    428日、夕方に一羽のヒナが巣立ちました。あっけなくひょいっと飛び出し、数メートル先の茂みの中へ。

    巣立ったといっても飛べるわけではないので、爪や嘴を使って周囲の木によじ登ったり、落ちたりを繰り返しながら徐々に飛べるようになります。

    フクロウに限らず、地面に落ちているヒナ鳥は飛ぶ練習をしている場合がほとんどで、近くで親鳥が見守っています。見つけた場合にはついつい手助けしたくなりますが、成長のための大切な時期ですので、ぐっとこらえて見守りましょう。

     

    残されたヒナは心細そうに巣の中で鳴いていましたが、430日に無事に巣立ちました。

    巣立ち後も、夕方になるになるとヒナの鳴き声が聞こえてきます。日を追うごとに場所が変わっていますが、金沢動物園内の森ではフクロウのヒナが成長中です。

    (先崎)