クマガイソウ

　昨年春、保護地を荒らされ引き抜かれてしまったクマガイソウですが、根が残ったものが３月の終わり頃から地上に葉を出してくれました。また、ひとつですが開花もありました。

　昨年の出来事の後、多くの方から激励の言葉を頂きました。中には数十年前、まさにこのクマガイソウ達の保護、移植に関わった市民団体の方からもご連絡いただき、当時の詳細な情報をお伝え頂きました。皆様には本当に感謝しかありません。

　授粉をしたため、花は早々に終了しましたが、実は順調に育っています（ネットは実を食べてしまうハエを除けるものです）。冬には種を飛散させ、次世代に命を繋いでくれることを願っております。園内の生物多様性を豊かにする活動をもとに、今後も地域のクマガイソウ保存に努めて参ります。

（防犯対策を強化した為、種名を記載しています）

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