更新日:2018.02.11アラビアオリックスと枝
更新日:2018.02.11
アラビアオリックスと枝
アラビアオリックスといえば、ユニコーンのモデルとなったとも言われるこの長くてまっすぐな角。
2015年10月に生まれたヘルムは、生まれた時は小さな豆粒サイズのような角でした。
(子供の頃は砂漠の砂色にカモフラージュされるよう、体色は茶色になっています)
そして現在のヘルムがこちら
どうでしょうたくましく育ちましたね!
他の成獣たちに比べるとまだやや短いものの、立派なアラビアオリックスの角を持っています。
そんなヘルムは枝遊びが大好き。
毎朝チモシーを食べ終えるころ、飼育員は清掃をしているのですが、
ホースで水を撒く大きな音にも負けず、さらに大きな「ガランガラン」という音がサブパドックから聞こえてきます。
覗いてみるといつもこんな感じ。
お気に入りの大ぶりのアラカシの枝を角にひっかけ、
放り投げたり、振り回したり、あるいは角を突きあわせるようにして地面に押し付けたりしています。
あまり表情のないアラビアオリックスなのですが、この時ばかりは見るからに楽しそうで、
こちらの視線に気づくと一通り遊んだあと、こちらに近づいて来てジッと見てきたりもします。(いわゆるドヤ顔と私は呼んでいます)
おかげで毎日遊びつくされた枝は樹皮が剥がれ(時にはかじられ)すっかりツルツルになりました。
そろそろ新しい枝を与えようかと思う担当でした。
繁成