更新日:2019.03.24園内でヤマアカガエルが産卵しました
更新日:2019.03.24
園内でヤマアカガエルが産卵しました
園内のカワヅザクラはすっかり葉桜になり、ソメイヨシノの蕾が徐々に膨らんでいる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
園内のあちこちでヤマアカガエルが産卵をしています。
入園口のトンネルを抜けたところにある通称「滝の池」にも、2月の初めからヤマアカガエルが雨上がりに来ていました。まずオスから集まり、鳴きながらメスを待っていました。
3月初めに産卵された卵は、水温が高くなっているのであっていう間に発生が進み、オタマジャクシの形になっていきます。
アップにしたのがこちらの写真。よく見ると外鰓(体外に出ている鰓)が確認できます。
公園部分の水の谷の池にもいくつか卵塊がありました。泥をかぶって発生の進み具合はわかりませんが、きっとオタマジャクシになるでしょう。生きものガーデンの池でも多くの卵塊が見られます。
自然の池や水田が開発や農薬汚染で繁殖地として環境悪化が進む中、園内の水場は全国的に数の減っているヤマアカガエルにとって貴重な繁殖地です。これからも大切に管理していこうと思います。
(飼育展示係 桐生)