更新日:2019.05.23初夏の ののはな
更新日:2019.05.23
初夏の ののはな
ゴールデンウィークも終わり暦の上では、立夏(りっか)。
植物が茂り、田植えの季節でもあるそうです。
植物区をぐるっとまわって見つけた植物をご紹介します♪
コンクリートの隙間には、キキョウ科のキキョウソウが咲いていました。
小さいけれど柱頭の様子がなんとなくキキョウっぽい気もします...。
同じような小さな紫色の花は、アヤメ科のニワゼキショウ。
花が終わったあとにまん丸の実をつけるのが特徴的です。園内各所の芝生地にたくさん咲いていました。
シダの谷ではひっそりとサイハイランが咲いています。
ラン科の植物で場所によっては、絶滅危惧種に指定されている植物でもあります。
白い花をこんもり咲かせていたのは、ウツギ科のマルバウツギ。
金沢自然公園では、他にも同じように白い花のウツギ、色の変わるハコネウツギも見ることができます。
同じく白い花のモクセイ科のイボタノキ。GWに真っ白な花を付けたナンジャモンジャもモクセイ科でした。
イボタノキに寄生するイボタロウムシが分泌するいぼた蝋は、蝋燭の原料に使われていたそうです。
みずの谷では、スイレンが咲いていました。
開いて閉じてをくりかえす花で、沢山蕾がでていたのでこれから長い期間たのしめます。
なんだかこうしてみると、初夏のこの時期は白い花が多いような...。
春の初めごろは、花粉を運ぶ虫に見つかりやすいように黄色い花が多いとは聞いたことがありますが、この時期に白い花が多いのも似たような理由なのかもしれませんね。
らん