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冬至~ニホンザルの場合~の写真

更新日:2015.12.23冬至~ニホンザルの場合~

更新日:2015.12.23

冬至~ニホンザルの場合~

12月22日は、一年で一番昼の時間が短い冬至でした。

冬至といえば、カボチャを食べ、ユズ湯に入る習慣がありますよね! この習慣には、これからの寒い時期、風邪を引かないように…という意味があるのだそうです。

みなさんもカボチャを食べ、ユズを浮かべた温かいお風呂に入ったでしょうか?



今年は園内にちょうどユズがなっていたので、ニホンザルたちにもユズとカボチャの種をプレゼントしてみることにしました。

 
お風呂はないので、飲み水用の桶にユズを浮かべてユズ湯気分!



いつも通り戻ってきたサルたちは、ユズに飛びつきます。
他のエサは細かく切っているので、ユズは大きくてすぐに目についたようです。



食べる、食べる…。



私たち人間は、ユズの実の部分はあまり食べませんが、サルたちにとってユズはミカンと一緒! 実の部分が大好きです。
でも、よくよく見ていると

丁寧に皮をむいて実だけ食べる者

栄養たっぷり、実と皮丸ごと食べる者

皮だけのおこぼれを食べる者

と食べ方はそれぞれであることに気づきました!

カボチャの種は、丁寧に種の中身だけを出して食べます。薄いのに器用に割るんです。
ちなみに、私はカボチャの種の近くにあるふわふわが大好きなのですが、サルたちはあまり好きではない様子。
次の日に乾燥して床にくっついて残っていることが多く、掃除は大変です… 泣

気を取り直して。。



そんなこんなでユズとカボチャの種は、あっという間に完食でした!


ニックは3つのまるごとユズを口に入れ、ゆっくり堪能中!


帰る頃には、ニホンザル舎はユズのほんわかいい匂いがしていました。

ほお袋いっぱいにしてたくさん食べてくれたので、
ニホンザルたちもこの冬は風邪や病気とは無縁に過ごせるかな…と期待したいと思った冬至でした!


飼育展示係
西川 順葉