更新日:2016.04.10馬の歯医者さん
馬の歯医者さん
前回のブログで歯に異常が見つかったゆうすけ君。
そのまま放っておく訳にはいきません!
動物たちも歯が命!(笑)
ということで、次の日に獣医さんを呼んで早速処置をすることに。
無理矢理おさえてやることもできるのですが、暴れて怪我をしたり、
思い通りに作業が進まなかったりすることもあります。
ゆうすけ君とスタッフの安全を考えて、今回は鎮静効果のある薬を
獣医さんに注射してもらいました。
しばらくすると・・・
なんだかボーッとして、力が入らなくなってきたようです。
開口器を使って口を開きます。
口の中の様子を確認しながら、洗浄していきます。
完全に眠ってしまっている訳ではないので、もちろん注意は必要!
しっかり見て、さわって、歯の状態を確認していきます。
薬が効いて、寝る寸前の状態になってしまったゆうすけ君。
頭が下がってきてしまうので、スタッフが一生懸命支えています。
歯の尖ってきてしまっている部分もしっかり確認できました!
さあ、次は・・・
口の中に棒のようなものが入っていますね。
あまりにも頭が重かったので、ちょうどいい高さの台の上にタオルを敷いて
のせることにしました。
このような専用の道具で歯を削っていきます。
かなりギザギザしたヤスリでゴリゴリと削っていきます。
このように削れた歯がヤスリに残ります。
※この写真は他の馬の歯を削った時の写真です。
今回はこんなにたくさんは削っていません。
あまり一度に削りすぎてしまうと、噛み合わせが悪くなってしまったり、
口の中に違和感が出てしまったりすることもあるので、こまめに確認し
ながら少しずつ削っていきます。
覗き込むようにして、奥までしっかり確認しました!
20分ほどで処置も無事に終わりました。
覚醒用の薬を注射して、元の状態に戻るのを待ちます。
だいぶ覚醒してきたようですが、まだ少し眠そうですね。
無事に終わって「よかった、よかった」
その後、何日かエサの食べ方や、口の中の状態を確認しましたが、
今のところ異常はないようです。
このままよく食べるようになってくれればいいな?。
これからも元気で長生きしてね!
ぱかぱか広場 北川健史