更新日:2016.05.25うんちに注目してみよう!
うんちに注目してみよう!
皆さんは、動物のうんちを見たことはありますか?
ペットを飼っている方は、もちろん見たことがありますよね。
そうでない方も、犬のお散歩中に取り忘れた落とし物、野良猫や野生動物の
うんちを見た事があると思います。
では・・・
皆さんは一体、何種類の動物のうんちを見たことがありますか?
イヌ、ネコ、ウサギ、ハムスターetc
動物を飼っていた方なら、数種類の動物のうんちは見たことがあるかと
思います。もしかしたら、今まで「うんちなんて・・・」と、あまり
気にしていなかった方もいるかもしれませんね。
今まで見てきたうんちを少し、思い出してみてください・・・。
そう・・・うんちと一言で言っても、
動物種によって大きな違いがありますよね。
うんちの量・形・色・臭い・・・
今回は、草食動物と肉食動物を例にとって、
うんちの違いについて見てみましょう!
◎草食動物代表 ウマ
直径5cm程の塊を1度に20~30粒まとめて出していました。
※ウマの大きさによって、塊の大きさは多少前後します
そして、1日におよそ12回と何度もうんちをします。
臭いはそこまで強くありません。
◎肉食動物代表 ライオン
草食動物と比べると、量が少なくコンパクトなうんちでした。
15cmほどの細長いの塊を2~3塊。
※食べたものによって、多少大きさは変わります
1度に出す量も少ないですが、1日の1回程度と回数も少なめです。
臭いは強烈とのこと・・・。ははは・・・。
さてさて、このうんちの違いは、一体どこから生まれるのでしょう・・・?
いろいろと理由はあるかと思いますが、
やはり食べものの違いが一番影響しているみたいです!!!
では、なぜ食べものが違うとうんちがこんなに違うの?
1. 食べものが違うと体の内側にも違いがあります
○草食動物
繊維を多く含んだ草は消化吸収されにくい食べものなので、長い時間を
かけてゆっくりと消化吸収しなくてはいけません。
そのため、草食動物の消化器官はとっても発達しています。
○肉食動物
肉は草と比べると消化吸収しやすい食べものです。
肉食動物の消化器官は、草食動物と比べると体の大きさの割に短く、
容積も小さくなっています。
必要な栄養をより吸収する事が出来るように、消化のための器官や能力に
違いがあるのですね。
2. 食べなくてはいけない量にも大きな違いがあります
○草食動物
主食である草は、肉と比べるとずっと栄養価の低い食べものです。
栄養を得るには、たくさんの量を食べねばなりません!!
1日の大半を食べて過ごす動物も少なくありません。
食べる量が多い上、消化吸収しきれないものも多いため、
うんちの量も多くなるのです。
○肉食動物
栄養価の高い食べものを食べているため、
草食動物のようにたくさんの量を食べる必要はありません。
(野生では、次にいつ肉にありつけるかわからないため、
食べられるうちにたくさん食べる!という事もありますが…)
食べる量が少ない上に、食べたものはほとんど消化吸収されるため、
うんちの量もコンパクトになります。
動物園に来れば、たくさんの種類の動物のうんちを見ることができます!
うんちをよく観察して、動物種の違いを感じてみるのも
面白いかもしれませんね。
ついつい動物ばかりに目がいってしまいますが、着眼点を変えると、
新たな発見があるかもしれませんよ!
最後に・・・
今回、紹介したうんちの排泄者をご紹介。
◎草食動物代表 ウマ
お昼寝がお気に入りの春太くんでした♪
◎肉食動物代表 ライオン
ローズマリーがお気に入りのソラくんでした♪
ぱかぱか広場 池田