更新日:2016.09.15あっち行って!!
あっち行って!!
9月も中旬になり、まだまだ残暑は厳しいですが朝や夕方は徐々に涼しくなってきましたね。
涼しくなり、過ごしやすくなるのはいいのですが、困ることもあります。
それが...
「ハエ」
春先から秋にかけてずっと発生しているのですが、真夏の暑い日にはほとんど出てきせん。
きっと暑すぎてハエも活動したくないのでしょう。
しかし、涼しくなってくる今の時期から10月末ぐらいまで、とても活発に活動します。
ハエと言っても皆さんが想像する生ごみや犬のフンなどにたかっている「イエバエ」と呼ばれる種類のハエとは少し違います。
ぱかぱか広場には、ちょっと厄介なハエがやって来るのです...。
こちらの馬の肢(あし)に止まっているハエ。
「サシバエ」という種類のハエになります。
よーく見てみると...
口の先に針のようなものがついています。
イエバエの口はブラシのような形をしているのですが、
サシバエは名前の通り、この針を刺して動物の血を吸うのです!!
人間だとほとんど吸血されることはありませんが刺されると、とても痛いみたいです(^^;)
馬だって刺されるのはイヤ!!刺されないように追い払います!!
さて、人間だとハエなどの虫が来たとき手を振ったりして追い払うことは出来ますが、馬の場合はどうなのでしょうか??
あ!!さっそく、ゆうすけくんのお腹にハエが!!
こんな場合...
「も~あっち行って!!」
ドンッ!!
なんと肢(あし)で、上手にお腹を蹴って追い払っています!
あ!次はお尻にハエが!!
バシッ!!
肢(あし)が届かない所は上手に尻尾を動かして追い払いました!
今度は肩の方に!
これは、さすがに尻尾でも届かないよね〜。
一体どうするの?
すると...
ピクピクッ
写真ではなかなか伝えられないのですが、皮膚を震わせて追い払おうとしています。
人間だと皮膚を震わせる人なんてなかなかいないですよね?
ところが馬は、虫を追い払うために特定の部位の皮膚の下の筋肉が発達し、震わせることが出来るのです。
口や肢、尻尾で虫を追い払えない部分は、皮膚を震わせることが出来るようになっているみたいです!
他にも、柵や木に体をこすりつけたり、首を振ったり、身震いしたりして様々の方法でハエを追い払うこともありますよ。
私たちにとっては過ごしやすい季節となってきましたが、馬たちにとってはまだまだ辛い日が続くようですね~。
ぱかぱか広場 戸羽美里