更新日:2018.09.17暗い夜道は・・・
暗い夜道は・・・
酷暑と言われた夏も終わり、空に浮かぶ雲もすっかり秋の雲になってきました。
夏の間、「馬の飼育係になってみよう」という飼育体験のイベントがあったり、ナイトズーラシアでの「馬のエサやり体験」というイベントがあったりと、ぱかぱか広場の馬たちは大忙し!馬たちは、あの暑さにも負けずに、頑張って働いてくれました。
ナイトズーラシアの「馬のエサやり体験」では、馬もスタッフもぱかぱか広場から正門前まで出張して行きます。
このように入園口まで馬が出張していました。
この日もたくさんのお客様がイベントに参加してくれたので、帰りが遅くなってしまいました。もうすっかり日が暮れてしまっています。
暗闇の中をライト片手に管理用道路を歩いて帰ります・・・。
いつも見えているものが、見えない・・・。
暗闇に不安を抱えながらも、安全第一で気をつけて帰ります。
「こんなに暗くて、よく馬は歩けるな〜。」と思った方もいるかと思います。
でもご安心ください!
馬たちはちゃんと暗闇でも見えています!
なぜ見えるのかというと、私たち人間の目にはない「あるもの」が夜に活動する動物たちにはあるのです。
それが「タペタム(輝板)」などと呼ばれるものです。
この「タペタム」が目に入ってきた光を増幅させて、暗闇でも物を見ることができるようです。
車に乗っていて猫や鹿の目が光っていたり、テレビの動物番組でライオンの夜の狩りの様子で動物たちの目が光っていたりと、暗闇で光る動物の目を見たことがある方も多いかと思います。それは「タペタム」が光を反射しているので、目が光って見えるのです。
「暗い夜道は〜♪ピカピカの〜♪お前のタペタムが役に立つのさ♪」なーんて歌いながら帰ってきました。(笑)
それにしても暗くて写真が上手に撮れない・・・。
「しっかり周りも見えているから安心だね!」と思った方も多いかと思いますが、実はこのよく見えていることが怖いこともあります。
私たちは暗くて見えていないもの(幽霊じゃないですよ!)が、馬たちには見えてしまって驚いてしまう。なんてこともあり得るのです!!
「あー怖い!!」
何かを見つめる光翔。
「それは月だよ〜」と思いながらも、内心ドキドキ。
それから、この時間はいつも仲間と夕食を食べている時間。馬たちは、早く部屋に帰りたくなってしまうのです。
馬たちは、不安と楽しみな夕食でソワソワしてしまいます。そんな様子を見て、飼育員はヒヤヒヤしてしまいます。
もちろんベテランスタッフが安全にぱかぱか広場まで連れて帰っていますので、ご安心ください。
この日も無事に暗闇の中、ぱかぱか広場まで帰ってくることができました!
めでたし、めでたし♪
ぱかぱか広場 北川