更新日:2019.05.31落し物
落し物
五月とは思えないような暑い日が続いていましたが、皆様いかがお過ごしですか?
もちろん?馬たちは元気いっぱいです!
馬たちは元気がありあまっているので、今日も走り回ってストレス発散しました。
馬たちが走り回って、ボコボコになった馬場の砂を均していると・・・。
「あれ?」
「ん?」
「おお!」
大きな石が出てきてしまったのかと思いましたが、これは!!
思ったよりも軽いし・・・
薄っぺらくて、なんだか質感も違います。
きっと「あれ」だろう。匂いを嗅いで確かめてみることに・・・。
「くさい!」
思った通りの「あの」独特の匂い。
皆様、この謎の物体の正体がわかりました?
これはなんと!
「馬の蹄」の一部だったのです!
さて、そうとわかれば犯人探し。
(いや、悪いことをした訳ではないので、落とし主!)
容疑者Y(オス21歳) ※なんの容疑もありませんよ!
色も大きさも全く合いません。犯人の可能性は極めて低いですね!
容疑者S(オス21歳)
色は似ていますが、大きさが合いませんね・・・。シロですね。
容疑者K(オス15歳)
色も大きさもかなり近い!なんだか少し角度が違う気もしますが・・・。
念のため、任意で全ての馬に蹄の確認に協力してもらいましたが、それらしき痕跡はありませんでした。
そして、容疑者S(メス7歳)
「ん!?」 これは!!
色、大きさ、形、全てが怪しい。
照合します!
ぴったり!!
犯人は・・・
ソフィアでした!!
※だから何も悪いことはしていないですよ!!
さて、「蹄の一部が取れてしまって大丈夫なの?」という声が聞こえてきそうですが、このような取れ方であれば全く問題ありません。蹄の地面に触れている縁の部分は伸びてきても歩いたり走ったりしているうちに削れてなくなっていくのですが、このくぼんだ部分(蹄底:ていてい)はなかなか削れません。もちろん、この蹄底の部分も伸びてきて生えかわっていくのですが、何かの拍子に古くなった部分がこのように剥がれ落ちることがあるのです。今回もきっと走り回っていた時に取れてしまったのでしょう。
念のためにソフィアの蹄の状態も確認しましたが、問題はありませんでした。
なんだか探偵のようで一人でワクワクして犯人探しをしていましたが、やはり毎日馬の状態をしっかり確認することは大切ですね!
ぱかぱか広場 北川健史