更新日:2019.06.15ユマ、ありがとう
ユマ、ありがとう
6月15日の朝、ツキノワグマのユマが25歳4ヶ月という大往生の末、死亡しました。
ユマはズーラシアの開園にあわせて阿蘇カドリー・ドミニオンから来園しました。
開園当初は一緒に来園したユキと展示場で過ごしました。
手前がユマ、奥がユキ
また、3頭の子どもを生んだお母さんでもありました。
ユキが死亡してからは1頭でのんびりとした生活を送り、来園者の方にかわいがってもらっていました。
年を取ってからはのんびりと過ごすことが多く、気候の良い時期にはひなたぼっこしたり、
お気に入りの岩場でお昼寝をしたりして過ごすことが多かったです。
暑い時期には水モート(堀)で水浴を楽しんだり
木陰で気持ちよさそうにお昼寝をして過ごしていました。(みなさんからは見えにくかったと思います、すみません)
また、イベントの時には「ユマ~!」と呼ぶと必ず出てきてくれ、愛想の良いユマには助けてもらったことも多かったです。
そんなユマですが昨年の初冬頃から動きが鈍く、体調も安定しなくなり、ユマが無理なく過ごせるように時折お休みをしていました。
最近ではメリーも展示場に出ることができるようになったため、体調が良い時はユマが展示場で過ごし、それ以外は若いエネルギーがあふれているメリーが、というような順番になってきていたところでした。
しかし、1週間程前から食欲がなくなり、ほとんど動きもない状態になっていたのですが、25歳というツキノワグマとしてはかなり高齢なことを考慮し、ユマができるだけ楽に過ごせるよう配慮をしていました。
みなさんに愛されていたユマ。
ユマとはお別れですが、ユマの分まで若いメリーをかわいがっていただけたらと思います。
ユマ、長い間本当にどうもありがとう。
そして、最後になってしまいましたが、開園から20年の長い間、ユマを大切にしていただいたみなさま、どうもありがとうございました。
※献花台設置のお知らせ※
長年ズーラシアのために頑張ってくれたユマに献花台を設置します。
●場所 アマゾンセンター
●期間 6/16(日)~6/23(日)