更新日:2019.07.14最近の馬たち
最近の馬たち
さすが梅雨だなと思う今日この頃。
雨ばかりで、ジメジメした嫌な日が続きますね。そして、梅雨が明ければ暑い夏がやってきます。
この動物が暑さと湿気で体調を崩しやすい季節に突入する前に、色々と馬の体のメンテナンスをしましたのでご報告を。
まずはこちら。
顔は見えませんが、ゆうすけ(21歳)です。
年齢からしても歯のトラブルはつきもの。ちょっとかわいそうに見えますが、歯の管理はとても大切。薬で少し眠くなってもらっています。最近、牧草を食べる様子も少しおかしいので確認することにしました。臼歯(奥歯)が尖ってきてしまうと、エサが食べづらくなったり、頬を傷つけてしまうことがあります。今はどうなっているのか見て確認します。
今度は触って、歯と頬の状態を確認します。
尖って頬を傷つけてしまっているところがありました。
問題の箇所を削ってもらいます。
削り終わったらもう一度触って確認を。
横に飛び出していた歯の破片が出てきました。
この歯が頬に当たってしまっていたようです。
無事に処置が終わったものの、まだ眠いゆうすけ・・・。
「お疲れ様です!よく頑張った!」
そして、蚊が増える時期になる前にワクチン接種も!
一番注射に馴れている光翔ですが、目で何かを訴えているようにも見えます。
ぱかぱか広場では、日本脳炎、馬インフルエンザ、破傷風の3種類のワクチンを打っていますが、今回は日本脳炎のワクチンです。
それから、蹄の状態も変わってきました。
蹄が伸びやすく、湿度で柔らかい時期になります。
随分と伸びたな〜。
蹄の真ん中にある蹄叉(ていさ)という部分。ここは蹄の中でも少し柔らかい部分。柔らかいと言っても車のタイヤぐらいの硬さはあります。ここも内側から伸びてきて、古い蹄叉が剥がれてきています。
6月末には、2ヶ月に一度の削蹄を!
装蹄師さんに来てもらい削蹄もしてもらいました。
切れ味の良いペンチのような道具で、バチンバチン切っています。
このあと鎌で微調整をして、
仕上げはヤスリでゴリゴリと。
この様子を見ているとなんだかいつもお腹が減ってきます。
なぜかって?
あれに見えてしまうのです。
サラダとかパスタとかにかけるあれ。
そう。
私の大好きな「チーズ」。
実際は、硬くて、馬の蹄特有のなんとも言えない匂いがするので、全く美味しくなさそうなのですが、いつもね・・・。
このように、6月は色々と馬の健康に関わるイベントが盛りだくさんでした。
これで、ジメジメした梅雨と暑い夏を健康に乗り越えられたらいいな!
ぱかぱか広場 北川健史