更新日:2019.07.21ちょっと変わりました
ちょっと変わりました
ズーラシアでは現在、フランソワルトンを2ヶ所の展示場で展示しています。
そのうちのシシオザルとアカアシドゥクラングールの間の展示場に出ている6頭の群れ。
最近この群れに、ある変化があったことにお気づきの方はいらっしゃるでしょうか?
実は今後の繁殖計画のため、7月に入ってから6頭の群れを3頭ずつの2つの群れに分けることになりました。
現在は、オスのタンタン、メスのチョコとモカの3頭とメスのショコラとココア、オスのトントンの3頭ずつに分けて展示しています。
群れを分けて数日の間は、片方が展示場に出てもう片方が寝室にいる等、お互いの姿が見えなくなると気にしてソワソワしたり、鳴き続けたりしていました。
展示場に出ている個体はこんな感じで張り付いて、中を気にしていたり。
分けた当初、ココアにべったりだったモカがしばらくは騒ぐかなぁと思っていました。
そんなモカ、分けた翌日は、相手の姿が見えなくなるとピーピーと1日中鳴き続けていましたが、隣の寝室にココア達が戻ってくるとピタッと鳴き止み、その後は特に気にせず餌を食べていました。
どうやら寝室が分けられたことについては、特に気にしていないようです(^^;)
2週間もすると、日中鳴くこともほぼ無くなり。
楽しそうにひとり遊びにいそしんでいます。
一方、予想外に落ち着かなかったのがこの個体。
トントンです。
トントンは母親のショコラと一緒だし、遊び相手のココアもいるので大丈夫だろうと思っていたら、翌日からピーピーと超音波のような声で1日中鳴き続け(^^;)
トントンがいったい誰に向かって鳴いているのかは不明ですが・・・。
しばらくの間落ち着かなかったトントンですが、こちらも現在ではすっかり慣れたようで、日中も鳴くことはほとんど無くなりました。
でもたまにフェンスに張り付いてピーピー鳴いていることも(^_^;)
寝室に残った個体もこんな風にしてまだ展示場を気にしていることもあります。
現在は6頭とも、それぞれ落ち着いて展示場で過ごせるようになりましたが、もしフェンスに張り付いて獣舎の方を気にしている個体がいたら、色々と葛藤しながら頑張っているところなので、どうぞ優しく見守ってあげてください(*^^*)
【飼育展示係 久保田】