更新日:2019.09.19サバンナにやってくる
サバンナにやってくる
Jambo~~(「`・д・)「ガオオォ
前回のライオンブログ(こちら)に引き続き今日も夏の思い出のお話です。
今回は、今年の夏にライオン舎にやってきた仲間たちをご紹介していきましょう。
まずは爬虫類・両生類編!
寝室の清掃をしていると時々フェンスを歩いているカナヘビ
サバンナの肉食動物たちの肉切りをライオン舎の調理場でしていると・・
ヤマアカガエル!どこから迷い込んできたの?
続いて昆虫編
なにか窓(右上)についてるけど何だろう・・?
こちらの謎の物体は、ドロバチというハチの巣のようです。
一般的に危険性が高いと言われているスズメバチやアシナガバチとは少し生態や性質が違うようで、単独で行動するようです。
ドロバチはその名の通り泥で巣を作り、家の軒下や床下、屋根裏や天井裏に巣を作ります。ドロバチの体は腹部に黄色の2本線が入っていて、黒っぽい体の色をしています。
生態もなかなか興味深いんです!エサとしてつかまえた青虫に麻酔をかけて生きたまま巣の中に貯蓄していき、その後産卵。巣の中に卵とエサの青虫だけが残され、巣の穴を塞げば二度と巣の中に親が入ることはないそうです!
巣に残された幼虫は、親が捕えたエサを食べて閉じられた巣の中で成長していき、翌年にサナギになって羽化をしたあと、巣を出ていくのです。
近付いたり刺激をしなければ危険性は低いようなので、注意をしながら羽化をするまでそっと見守っていこうと思います(o´ω`o)
ライオン舎にはたくさんハエもいました。
ライオンの糞は栄養価が高いようで短時間放置しておいてもすぐにハエが寄ってきます。
草食動物と肉食動物の糞だったら、どちらの方が栄養価高いのでしょうか?是非皆さまも、動物を見るだけではなく動物の周りにいる虫なども観察してみて、違った視点からも動物を観察してみてください。
そして夏といえばカブトムシ!
この夏は2回もカブトムシがやって来ました。昆虫の王様と百獣の王(この写真はソラです)のツーショット・・!なんてゴージャスなのでしょう・・!!
そして最後に鳥編
こちらはライオン屋外展示場。
カラスがライオンの餌をつまみに来ました。
もちろん餌の肉だけではなく、落ちているライオンのたてがみの毛等も頻繁にテイクアウト。巣材に使っているようです。
※ライオンの毛はワシントン条約(CITES)附属書Ⅱに指定されています。良い子の皆様は絶対に真似しないでくださいね!
最後はライオン屋内展示場。
毎年ツバメがやって来て巣を作ります。屋内展示場は雨も当たらず敵も来ない為、ツバメにとっては快適な空間のようです。
巣立ちの時期になると、雛が飛ぶ練習をして時々巣から落ちてしまうことがあります。そういった時にはむやみやたらに手出しをせずに、そっと見守っていてあげてくださいね。
どうしようもない時は職員がハシゴをかけて巣に戻してあげることがあるので、お近くの飼育員のお声がけください(^^)/
ちなみに今年は無事に全羽巣立ちを迎えることができました!
今日のブログはおしまいです。次回もお楽しみに!Asante!
飼育展示係 鈴木(由)
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