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1年経ってノトゥ激変の写真

更新日:2020.11.041年経ってノトゥ激変

更新日:2020.11.04

1年経ってノトゥ激変

みなさま、こんにちは!

秋晴れが続いて行楽シーズンらしくなってきましたね!

この過ごしやすい気候は絶好の動物園日和です♪

カンムリセイランのひなっこ成長記ばかり書いていて他の鳥たちのことにしばらく触れていなかったので、今日はオオミカドバト(現地名:ノトゥ)の最近をご紹介します。

 

2019年の10月29日にズーラシアにやってきたこちらのノトゥ。

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来てすぐは、まだ3歳の若さということもあり新しい環境にとても落ち着かない状態でした。

少しずつ落ち着いてはきましたが、それでも担当者が作業に行くとバタバタと飛んでしまうのは変わりませんでした。

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臨時休園中にカンムリシロムクの新しい個体がやってきて、また慣れない日々が・・・

しかし、それも次第に落ち着いて変化が見られたのは暖かくなってきた4月ごろ。

朝、獣舎で餌の準備をしていると聞きなれない「ボッボー...ボッボー...」という低い声。

なんだ?と扉を開けるとピタッと止みます。

そして扉を閉めるとまた「ボッボー...ボッボー...」

【飼育日誌】20201031:激変 (4).jpg

扉を開けてノトゥの声や姿を確認しても鳴き続けるようになり、夕方も鳴くようになりました。

バタバタと飛ぶこともほとんどなくなって安心していました。

 

長い休園期間を経て、開園をしてからも朝夕「ボッボー...ボッボー...」と鳴くノトゥでしたが、さらに変化したのは7月に入ったころ。

ある日の朝、いつも通り挨拶と様子見に行くと、随分と低い位置の止まり木にいるなぁ。と思ったのを覚えています。

【飼育日誌】20201031:激変 (5).jpg

ノトゥは樹上性なので、いつもは高い止まり木にいて人がいる時に降りてくることはありません。

珍しいので写真を撮ろうとカメラを向けると・・・

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なんとこちらに向かって飛んできました!!!

柵越しではありますが、こんなに目の前に来てくれたのは初めてでした。

ばっちりカメラ目線!

実はこの個体、繁殖センターで担当していた職員から「人工育雛(じんこういくすう・人が親鳥の代わりに育てること)で育ったため、人に慣れていて肩にも乗るよ。」と言われていたのですが、ズーラシアに来てからそんな気配がなかったのでなかば諦めていたのです。

目の前に来たノトゥはステップを踏みながら、お尻をふりふり♪

ダンスを一生懸命してくれました。

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この日から毎日、担当者を見つけると「ボッボー...ボッボー...」と鳴き、ダンスを見せてくれます。

この行動は、ハトの求愛行動(ディスプレイ)です。

展示場にはメスのノトゥはおらず、さらに人工育雛で育っているということもあり、担当者にディスプレイをしていると思われます。

そのうち、私に向かって飛んでくるようになったため、頭の上や手に上手に着地できるように練習し、手や頭に乗ってじっとしていられるようになりました。

 

今では朝私の姿を見つけると、一番見やすいところまできて「ボッボー...ボボボー...」と挨拶をしてくれます。

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鳴くときに頭を下げるのでお辞儀をしているように見えます。

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ここまで1年で変わるとは思っていなかったので、まさに激変です。

1年前には想像もできなかったとてもかわいらしい姿を見せてくれているので、お客様にもぜひ注目して見てもらえたら嬉しいです!

【飼育展示係 くわばら】