更新日:2020.08.28カンムリセイランひなっこ成長記#4
カンムリセイランひなっこ成長記#4
みなさま、こんにちは!
ひなっこ成長記第4弾はヒナならではというものをピックアップしていきます。(第3弾はこちら)
今回もかわいい写真がたくさんですよ!
【残念ながらヒナは1羽になってしまいましたが、かわいらしい瞬間や出来事を写真におさめて記録していましたので、しばらくは2羽と母親の過ごした時間を成長の様子とともにご紹介します】
巣立ち6日目。
この頃のヒナはまだ風切羽が短くお尻まで隠れません。
そして尾羽もほとんど生えていないので、このまるっとしたお尻!
かわいらしいですね!!
あの有名なアヒルのキャラクターのお尻そっくりだと思いませんか?
2羽並ぶとよりかわいい。
このまるっとお尻はヒナが小さいときにしか見られない光景です。
どんどん尾羽が伸び、風切羽も伸びて隠れてしまうのです。
いつまでお尻が見えているか楽しみにしていてくださいね!
お次は頭。
カンムリセイランのヒナは孵化したときからヒヨコのようにふわふわの羽(綿羽)がはえています。
頭も例外ではなく、きれいに刈られた坊主頭のように綿羽がはえていました。
現在2ヶ月齢になったヒナは頭の様子も変わってきました。
この丸刈り坊主頭もヒナならではだったのだなぁとしみじみ感じております。
そして最後にもうひとつ。ヒナの最大の特徴である背中のスジ模様。
以前のブログでセスジキノボリカンガルーとおそろいと書きましたが、観察してて新たに発見したことがあります。
実はこの模様、真ん中が黒くて両脇が白い母親の頭の模様と同じなのです。
このようにヒナと母で餌を食べていると、成鳥が3羽で頭を並べて餌を食べているようにも見えなくもないと思いませんか?
天敵のたくさんいる野生で生きていく際に、弱いヒナを守る術をもっていることはとても重要です。
カンムリセイランのヒナの模様に関するデータや論文等は今のところ見つけられていないので、私の憶測では、無防備に餌を食べる際にヒナがいることを天敵にできる限り悟られないように母親に似せている(擬態:ぎたい)のではないかと考えている担当者でした。
そして実はもうひとつ成鳥とは違うところがあるのですが、これはしばらく変わらないと思うのでのちのちご紹介することにします。
背中の模様がどうなっていくのか、頭は、風切羽は、尾羽はどうなるのか?こうご期待。
【飼育展示係 くわばら】