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ライオンのソラが出園しました。①の写真

更新日:2020.09.14ライオンのソラが出園しました。①

更新日:2020.09.14

ライオンのソラが出園しました。①

Jambo~~(「`・д・)「ガオオォ
今日は皆さまにお引越しのニュースをお知らせします。


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202099日、
繁殖計画に基づき、ライオンのソラ(オス)が多摩動物公園へ出園しました。

昨年末から繁殖を目的に、ソラとフラビアの同居を試みてきました。
2頭の相性は良く、度々SNSでも発信してきたように、同居をして来ましたが、残念ながら繁殖には至りませんでした。

ズーラシアの敷地内にある横浜市繁殖センターと連携し、糞中性ホルモン分析を行ってきましたが、繁殖に繋がらなかったのかまでは解明する事ができませんでした...

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糞中性ホルモン分析とは?

動物の糞から性ホルモンの量を測定することです。

今回、フラビアの糞からエストロゲン(発情を引き起こすホルモン)やプロゲステロン(妊娠の維持のためのホルモン)を測定してもらいました。

動物の行動だけではなく、ホルモンの動きが分かれば、繁殖計画をより精密に立てる事ができたり、早期に妊娠を確定し出産に備えることができます。

このように横浜の動物園では、繁殖センターと連携して様々な研究を行っています。

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ライオンといえば、一般的に"動物園に行けば見ることの出来る動物"という認識が強いと思います。

確かに、ライオンを飼育している園館は多く、レアなイメージはありませんが、この先何年何十年と長期的に見ると、遺伝的多様性を保ちながら子孫を残していかなければ国内の動物園でライオンを見ることが難しくなってしまいます。

日々、社会情勢が変わっていくのと同じように、動物園を取り巻く環境も変わり続けています。

現在では野生動物の減少、衛生上の問題など様々な観点から海外から動物を導入すること自体が、困難な状況です。

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ズーラシアではソラとフラビアで繁殖への取り組みを行ってきましたが、個体の相性というのも重要なポイントですので、繁殖に至らなかったことは仕方のないことかなと思います。

そこで他園との協力体制のもと、今回ブリーディングローンに基づき、多摩動物公園へのソラの出園が決まりました。


ソラとフラビアを応援してくださった皆様には、期待に応えられず申し訳ない気持ちと、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。温かい言葉を本当にありがとうございます。


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出園当日は非常にスムーズで、わずか
30分足らずであっという間に送り出すことができました(^^)

その数時間後には多摩動物公園からも、無事到着との連絡があり、ホッとしました。

ソラはマイペースで穏やかな性格なので、新しい環境にもきっとすぐに慣れることでしょう。新天地でも元気に過ごしてくれることを祈ります。



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当日の詳しい様子は次回のブログでご紹介させて頂きます。

飼育展示係 鈴木(由)