更新日:2021.03.132020ズーラシアスクール第5回「MADE IN JAPAN」
2020ズーラシアスクール第5回「MADE IN JAPAN」
こんにちは、ズーラシアスクール担当の矢作です。
2月20日に第5回ズーラシアスクールの授業を実施しました。
今回のタイトルは「MADE IN JAPAN」です。
今回も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オンライン授業となりました。
第5回は日本の野生動物と人のかかわりについて考える回でした。
今回は宿題を2種類用意して、「日本の野生動物を守るために地域で行っている取り組み」と「日本の野生動物によって地域で問題になっていること」のどちらかについて調べてきてもらいました。
調べてきた中には、野生動物にはエサをあげない、保護区の設立、関係者以外山に入らない、傷病鳥獣の保護などこれまでのズーラシアスクールで学んだことを活かした取り組みも多くあげてくれました。
10期生の生徒たちもオンライン授業ながら、授業がしっかりと身についているようでうれしいです♪
まずはみんなで今日の目標を確認。
そして、今回話し合う「野生動物」の定義をみんなで共有しました。
野生動物の定義は、様々な議論が行われていますが、今回は「自然の中で進化してきた動物、人に管理されていない動物」としました。
後半に野生動物と人の問題や共生について話し合うために、まずは野生動物がどんな能力を持っているかニホンザルを例に、観察します。
岩場に足先をひっかけて水中にあるエサを取ることができる身体能力や
細い崖の上を走れるバランス能力
その他にも人にはまねできないような様々な能力を活かして野生での生活に適応しています。
すごいですね!
ニホンザルの動きを観察した後は、3つのグループに分かれてグループワークを実施しました。
お題はこちら!
ちょっと時間が足りなくなってしまいましたが、どのグループも活発な話し合いができました。
そして、発表!
農作物への被害や電柱に登ることによっての停電などの問題がよく出ていたようです。
それに対しての取り組みとして、『食べる物がないから農作物を食べにくるので、食料になる実がなるような木を植える』「生ごみなどをきちんとした処理方法でごみとして出して放置しないようにする。」といった野生動物を一方的に駆除するのではなく、共生していくためにどうすれば良いかを考え、具体的な取り組みを発表してくれました。
最後にまとめとして、今までの授業で学んできた世界の野生動物のことは遠く離れた話ではなく、同じような現状が自分たちの身近でも起きていること、それに対してどう関わり、問題に向き合っていくのかをこれからも考えていってほしいこと、を話しました。
飼育員手作りのパネルで世界と自分たちとのつながりのお話をしました。
さすが6年生。
今までの授業と自分たちの身近なことをしっかりと結び付けて様々な感想や意見があがりました。
ついにすべてのゾーンの授業が終わって、次回の第6回はついに「卒業式」です。
【世界はつながっている ~ひとりひとりがメッセンジャー~】
これをテーマに昨年の10月から約半年、ズーラシアスクールで学んできた成果をぜひご家族やまわりの人にも伝えて、未来へのメッセンジャーになってほしいですね。
ズーラシアスクール担当 矢作