更新日:2021.03.21カンムリセイランひなっこ成長記＃9
カンムリセイランひなっこ成長記＃9
みなさま、こんにちは！
徐々に春らしくなってきましたね～！今、カンムリセイランたちは繁殖期に突入しています。
成長を一緒に追っていきたかったひなっこ成長記ですが、すっかり振り返り日記になってしまいました。
ということで、現在9か月齢になった2020年生まれのヒナの成長をあと2,3回のブログで振り返ろうと思いますので、お付き合いいただければ嬉しいです。
1ヶ月齢になる頃にはそれまで地面や箱の上で過ごしていた親子は、木の上で休めるようになりました。
母親と比べてもまだかなり小さいのに、自力で飛んで止まり木に上がる姿を見て"たくましいなぁ"と感心してしまいました。
この頃、いつも隣にいるヒナがいない！！と慌てた日がありました。
でも、よーーーーく母親の足元を見ると・・・
小さい足が！！！
木の上でもしっかり母に守られています。
止まり木に止まれるようになった頃、胸元の綿羽がボサボサになり、抜け始めました。
なんだか首も伸びているような？
顔つきもシュッとしてきましたね！
胸元の抜けた綿羽が母親と同じきれいな色の羽に生え変わった後、次はふわふわだった頭の綿羽が抜け始めました。
知らない人が見たら頭どうしたんだろう？と少し心配になってしまうような抜け方です・・・
2ヶ月齢を過ぎると頭は母親と同じような真ん中が黒く、両脇に白い線のある模様になりました。
大きさはというと・・・母親の半分くらいでしょうか。
ヒナの成長は本当に早くて日に日に大きくなり、羽も伸びていきました。
餌皿に2羽で入ってた頃が懐かしいです。
大きくなっても餌皿に入る行動はよくしていましたが、こんな感じ。
これがちょうど8月15日、2ヶ月になった時の写真です。
かなりはみ出しています！！！
母親は餌が食べられず、少し迷惑そうな顔をしている気がします。
そして、ヒナ特有の背中のスジ模様は
1ヶ月がたつ頃にはすっかり見えなくなってしまいました。
このスジ模様、いったいいつごろまであるものなのか・・・今でも謎のままです。
ちなみにおとなは羽を広げると背中が見えることがありますが、模様はありません。
もしかしたらたくさん撮りためた写真に写っているかもしれないので、確認してみようと思います！
今回は生後2ヶ月までを振り返ってみました！
【お知らせ】
先日、野毛山動物園のYouTubeアカウントにアップされた公開飼育研究会で、ヒナが誕生するまでの取り組みを詳しく解説しています。
ブログでは紹介していない貴重映像などもありますので、ぜひ見ていただけると嬉しいです。
1人でも多くの方にカンムリセイランを知ってもらえますように☆
【飼育展示係 くわばら】