更新日:2021.03.06~啓蟄~
更新日:2021.03.06
~啓蟄~
3月3日は「ひな祭り(桃の節句)」でした。
そして、二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」は、今年は3月5日でした。
啓蟄とは、土の中から虫たちがはい出てくる頃、とされています。
虫といっても昆虫だけでなく、昔はカエルやヘビも虫というくくりでした。
漢字にすると蛙(カエル)、蛇(ヘビ)ともに、虫へんですよね。
二十四節気は立春、夏至など天文や気候などに関するものがほとんどですが、啓蟄だけは生き物に関する名称なのです。
昔の人々も春、生き物が活動し始めるおだやかなこの季節を待ち望んでいたのかもしれませんね。
さて、実際の生き物たちはというと、早いものは2月中旬くらいから活動を始めています。
ヤマアカガエルの卵
暖かい雨の降った日に、園内の池などに産卵のため集まってきます。
オスは池に残っていることもありますが、産卵を終えたメスはまた冬眠します。
テングチョウ
暖かい晴れた日に日向ぼっこをしているのを見かけます。
鼻先の突起が、天狗の鼻みたいなので、この名がつけられました。
横から見るとこんな感じです。枯れ葉みたいですね。
テングチョウは成虫で越冬するので、気温が上がればすぐ活動を始めます。
チョウは種類によって、卵、幼虫、さなぎ、成虫と様々な状態で越冬しています。
他にも、いろいろな生き物を探してみてください。
※ちなみに横浜市立金沢動物園でも、桃の花やヤマアカガエルの卵が観察できますよ!
鈴木