更新日:2021.07.23彼女はセリ
彼女はセリ
みなさん、ご無沙汰しております。トウホクノウサギ・フクロウ担当の中川です。前回に引き続き、トウホクノウサギたちをご紹介します!
~前回のあらすじ~
今年の春からズーラシアで働くトウホクノウサギ・フクロウ担当者は初投稿のブログとして担当動物の紹介をすることにした。しかし、あれやこれやといろいろ書いていたら想像以上に量が多くなってしまい、3頭しか紹介ができず、無念の中断。はたして今回ですべての個体を紹介しきることはできるのか。そして前回の最後に圧強めな視線を送ってきたノウサギの正体とは、、、!?
/ででんっ\
どうもセリです、と言いたげな顔ですね(前回は少しは休憩なさったらどう?とエールを送ってくれている風でした。)
名前はセリです。今年で7歳になるメスで、5頭いるメスのトウホクノウサギの中では最も年配の個体です。しかし、あなどってはいけません。性格は一言でいうと元気いっぱいです。元気通り越してやんちゃといっても過言ではないかもしれません。
担当者がノウサギに近づいたとき、他の個体であれば、一定の距離を保とうと遠ざかるように動きます。しかしセリは違います。怒りながら向かってくるのです。その姿、まさしく鬼神のごとくです、、。そのため、怒られたくない私はある程度ゆっくり動きつつ、怒られたら静かに後退するように心がけています。同じ種といえど、個体ごとの性格の違いには驚かされます。
ちなみに引きの写真はこんな感じ。ちょっとムスッとしたこの感じもかわいいですね!!
最後は2頭一気にご紹介します!
ナズナ(4歳)とスズナ(4歳)です!前回ご紹介した展示場のレンゲとアヤメと同様、双子の姉妹です。先ほどのセリの写真に比べてどこか距離感があるような気がしますが、これが限界の距離なのです。
何が言いたいのかというと、この子たちはとても臆病な性格なので、担当になったばかりのころは、目が合うだけで逃げられることもありました。今ではある程度なら近づくことができるようにはなりましたが、ソーシャルディスタンスくらいです。
逃げるということは裏を返せば、動物が野生の本能を失っていないということです。動物園の動物はあくまで野生動物であるので、これは悪いことではないと私は思います。ただ、動物園では病気の治療などでどうしても人の手が介入しなければならない場面も必ずあるので、ある程度は人に対して慣れてもらうことが今の私のできることかなと思っています。
たとえ距離が遠くてもナズナもスズナもかわいいですね!!
さて、無事今回で全6頭のトウホクノウサギのご紹介は終了しましたが、私の担当動物はまだいます。そう、フクロウとシロフクロウです!!!
ではいざそちらの紹介をさせt、、、
~次回予告~
どうやら今回も尺が足りなかったトウホクノウサギ・フクロウ担当者。しかし、ノウサギの紹介は終えたようなので、残すところはフクロウたちのみとなった!
はたして次回こそ動物紹介を本当に終わらすことができるのだろうか。
そして、動物紹介以降のブログのネタはどうすればいいのか。
担当者の運命はいかに、、、。
次回、「オウルはここにおるよ」 お楽しみに!!
滑るならスノーボード派 中川