更新日:2021.11.22ハッピーハロウィン!~カボチャ担当に密着編~
ハッピーハロウィン!~カボチャ担当に密着編~
Jambo~~(「`・д・)「ガオオォ
今年のズーラシアハロウィンの様子をミーアキャット編、ライオン編とご紹介しましたが、今回は少し視点を変えて...カボチャ担当に密着編です!
"動物園の飼育員"のお仕事は、動物の飼育だけではありません。
研究業務や動物のガイド、看板作り...そしてイベント企画実施も飼育員のお仕事です。
ズーラシアハロウィンも毎年飼育員が試行錯誤しています。
カボチャに警戒せず、反応が見られそうな動物種を話し合って選別し、企画しています。その中で今年度は"飼育員がカボチャを種から栽培する"ということを行いました!!
こちらのプロジェクトはなんと約1年前から始動しました...!
そこで私は、ズーラシアハロウィンを担当している職員に約1年間密着取材をしましたので皆様にご報告をします!
こちらは昨年のズーラシアハロウィン前のジャック・オー・ランタン作りの様子です。
カボチャの中をよく見るとたくさん種があります。この種を捨てずに保存することからカボチャプロジェクトは始まりました。
まずは畑を耕し、肥料を撒き良質な土作りから始めます。
(2021年5月22日撮影、種から育った苗の苗付け)
毎日、飼育作業の合間に飼育員が交代で愛情たっぷり水やりをしていました。
ちなみに、私もカボチャの種をライオン舎にあった空いている植木鉢に植えてみたら...
なんと芽が出てきたので、育ててみることに...!
しかし、残念ながら私が育てたカボチャはある程度成長したものの、雄花しか咲かず、雌花が1つも咲かなかったので実がなることはありませんでした...。カボチャさん、上手く育てられなくてごめんなさい...。
(この写真の中にカボチャ担当の飼育員がいるので探してみてくださいね☆)
一方、ハロウィンプロジェクトの方は順調!
以前紹介した、ズーラシアどうぶつ教室「アートで海を守ろう!」でお客様に作っていただいたカカシも設置しました。
そして、こんなにたくさんの大きなカボチャが収穫できました!
ハロウィンの起源は"収穫祭"と言われていることから、収穫祝いにハイチーズ。
今回は、種からカボチャを作るというズーラシア史上初の試みが大成功!
食べ物を作ることの大変さや、普段私たちが当たり前にしている食事のありがたみをより感じることができました。地球に感謝ですね。ぜひ、皆様も"当たり前"のことに焦点を当てて考えてみてください。
「やっぱり、自分で作ったカボチャを楽しそうに動物が遊んでくれるのは嬉しい!」とカボチャ担当から一言もらいましたので生産者とカボチャの写真を記念に(^^)
また来年のハロウィンも楽しみですね♪
飼育展示係 鈴木(由)