更新日:2021.12.16悲しいおしらせ
悲しいおしらせ
今回は、みなさまに悲しいお知らせがあります。
12月1日にウーリーモンキーのセイロン(オス・8歳)が死亡しました。
11月30日の朝からエサも食べず動きも緩慢な様子が見られ治療を行いましたが、翌日の朝死亡を確認しました。
飼育下での平均寿命は25~30歳といわれるウーリーモンキー。
セイロンはまだ8歳だったので、とても早い死となってしまいました。
原因は調査中です。
いつもハーブとアールグレイと3頭で一緒にいたセイロン。
セイロンのいなくなった寝室は、なんだか広く、とても寂しく感じます。
それはハーブやアールグレイも同じようで、少しの間、2頭とも不安げな表情をしていました。(今は大分落ち着きました)
↓手前からハーブ、セイロン、アールグレイ。朝のエサを食べた後のいつもの光景でした。
担当になってから約8ヵ月、セイロンは様々な姿を見せてくれました。
最初は見慣れない私に対し威嚇をしたり、距離をとることもあったセイロンですが、次第に直接エサをもらいに来たりしてだんだんと慣れてくる様子が見られていました。
↓5月ごろのセイロン、ネズミモチの新芽をおいしそうに頬張っています。
展示場にも出られるようになり、展示場内の岩をじわじわとかじって崩してみたり小屋の一部を破壊してみたりと好奇心旺盛なところも垣間見え、担当者はああ、やられた...と思うこともありました。
↓最初はなかなか出られなかった展示場...
↓展示場でのセイロン(手前)とアールグレイ
↓石をかじっているセイロン
最近は、ムッシュJr.、ウリ、パスと紅茶たち3頭との展示場での同居も順調に進んでおり、これからお互いの距離が縮まり、良い群れになっていけたらと思っていただけにとても残念です。
↓展示場での同居の様子
セイロンの死を無駄にしないためにも、今いるムッシュJr.、ウリ、パス、ハーブ、アールグレイの飼育管理に精進していこうと思います。
セイロン、短い間だったけど今まで本当にありがとう。
安らかに。
飼育展示係 新井