更新日:2021.12.20チンパンジーたちのご馳走
チンパンジーたちのご馳走
皆さん、こんにちは!
今日はチンパンジーたちのおやつのお話をしたいと思います。
まずタイトルの"ご馳走"という言葉は、普段、何気なく使っている言葉ではないでしょうか?
"馳走"とは、馬で走り回るという意味があるそうで、"ご馳走"は、馬を走らせてあちこちから食材を集め、客人をもてなすことが語源になっているようです。
チンパンジー班のW職員は、チンパンジーたちのおやつを集める名人です。
"馬"ならぬ"バイク"でおやつを集めに行きます。
まずは、オカピ展示場の裏にやってきました。
ここでは「トウネズミモチ」という木の葉を採ります。
さらに、トウネズミモチの木のとなりにある「ヤマモモ」の木の葉も採ります。
さらにさらに、ヤマモモの木の近くにある「シラカシ」のドングリを拾います。
そしてクロサイ展示場の裏に移動し、「シャリンバイ」という木の葉と、
「キンモクセイ」の木の葉を採ります。
これでチンパンジーたちのご馳走(おやつ)は揃いました。
あとはエサとして購入しているショウガを加えます。
11月~12月にかけては、葉がまだ残っている落葉樹(ムク)や常緑樹(トウネズミモチ・ヤマモモ・
シャリンバイ・キンモクセイ)、ドングリなどをおやつとしてあげることが多いです。
それでは、おやつを抱えてチンパンジーたちのもとへ!
チンパンジー班リーダーのF職員より依頼を受けた、大ベテランのO職員がおやつをあげます。
チンパンジーたちはW職員が集めたご馳走(おやつ)を喜んでくれるでしょうか?
手一杯に葉を持って食べていますね!良かったです!!
チンパンジーたちのおやつはズーラシアの敷地内で集めることが多いので、季節によって与える
ものが異なり、またチンパンジーたちの好みも季節によって変化します。ほかの季節のおやつも
今後、ご紹介していけたらと思います。
(飼育展示係 山口進也)