更新日:2021.06.13海のいきものSOS展 開催中!
海のいきものSOS展 開催中!
6月2日からホッキョクグマ水中ビューで開催中の「海のいきものSOS展」。
毎年、少しずつ内容を変えながら進化し続けている企画展です。
地球温暖化やマイクロプラスチックの影響を受けている海の生き物たちについて、パネルで紹介しています。
昨年はズーラシアで飼育しているホッキョクグマとフンボルトペンギンについて紹介しましたが、今年の注目ポイントは、そこにウミネコが加わったことです。
それぞれの動物がどのように影響を受けているのか、その原因は何なのか、ぜひパネルを読んでみてください。
前回、干支展から大うんち展に入れ替えた日はひどい暴風雨でしたが、今回は穏やかな天気の中、作業することができました。(屋根のある場所ですが、前回は雨が吹き込んでくるほどでした...。)
今年は、ガラスケースに実物も展示しています。
県内の海岸で拾ってきたゴミや、今回初のマイクロプラスチックゴミの展示もあります。
このマイクロプラスチックゴミは、一見するとカラフルできれいに見えますが、海で暮らす生き物たちへ悪影響を及ぼしてしまう、困った存在です。
こちらは先月、職員が実際に市内の海岸へ出向き、拾ってきたものです。一生懸命探さなくとも、少し散歩しただけでいとも簡単にこれだけの量を拾えてしまったそうで、それだけたくさんのマイクロプラスチックが私たちの身近な海岸にも打ち上げられているということです。
私たちができることは何でしょうか?
そのひとつに、「マイ〇〇を使う」ということがあります。例えば、マイバッグ、マイボトル、マイ箸などです。すでに使っている方もいらっしゃるでしょう。
これらを持っていると、レジ袋やペットボトルなどのプラスチック製品を使うことが減り、それらがゴミとして捨てられることを減らすことで、マイクロプラスチックの問題も少しは減るかもしれません。また、それらを生産したり運んだり燃やしたりするエネルギーも節約でき、地球温暖化防止にもつながるかもしれません。
ズーラシアのギフトショップにはオシャレでかわいいマイバッグやマイボトルを取り揃えていますので、ぜひお立ち寄りください。かわいいグッズを使うことが地球環境のためにもなるとは、素敵なことだと思いませんか?
海のいきものSOS展は、8月30日(月)までホッキョクグマ水中ビューで開催中です。
私たち一人ひとりができることから一つずつ、取り組んでいけるといいですね。
この企画展が、そのきっかけになれればと思います。
事業推進係 上田