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先月の22日に・・・の写真

更新日:2022.03.12先月の22日に・・・

更新日:2022.03.12

先月の22日に・・・

先月の22日、ネコ好きの人ならすぐに分かりますよね?

この日に、ラウトに新しいスノコをプレゼントしたので、今回はそれまでの経緯を紹介したいと思います(=^・・^=)

ネコ科動物を飼育するには、その動物たちが爪をとげるような場所、資材が必要です('ω')ノ

ズーラシアでは展示場の樹木を含め、爪をとげる場所が複数あります。

寝室で使用しているスノコもその1つです(#^^#)

しかし、イエネコと違って爪も大きく力も強いトラですから、使用期間が長くなるとスノコがボロボロになっていきます。

木材も大切な資源。トラたちが生活している環境破壊につながっては、本末転倒ですよね!?

これまでにも傷んだ板だけ取り換えたりする様子をご紹介してきましたが、今回は全取り換えすることにしました。ボロボロになって来たラウト用のスノコそろそろ取り換えが必要となったラウト用のスノコ

スノコぐらいなら私でも作れますので、自作することに・・・('◇')ゞ

作成中のスノコ①

作成中のスノコ②

作成中のスノコ③ほぼ完成したスノコ

飼育作業の合間で時間を見つけ、3日ほどで完成しました('ω')ノ完成したスノコ

そしてネコの日に、ラウトの寝室のスノコを入れ替えたのです(#^^#)

サブ運動場から戻って来たラウトは、予想通り爪とぎをしてから採餌を開始しました。採餌後は、いつも通り藁上で休んだラウト

そして、採餌後はいつも通り奥の藁の上で休んだのでした・・・

翌日確認すると、少しだけ爪をといだ痕が確認されました!翌日には数か所の爪とぎ痕が確認された

そして、2週間が経過した頃の状況がこちらです・・・↓約半月後のスノコ。爪とぎした痕が増えている少しづつ爪とぎの痕が増えて来ているまだまだ爪とぎ痕が少ないスノコ

これらの写真を見ていて、気付いた方はいましたか??

何にって? これですよ!爪とぎして剥がれたラウトの爪

これでしばらくは、ラウトのスノコは取り換える必要は無いでしょう!

飼育展示係

石和田 研二