更新日:2022.03.06ズーラシアスクール第5回「保全について考える」
ズーラシアスクール第5回「保全について考える」
ズーラシアスクール11期生、第5回目の授業についてご報告します。
各チームごとに内容は異なりますが、共通するテーマは「保全について考える」でした。
第5回目は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ズーラシアスクール第11期としては、初のリモート授業となりました。
リモート授業だと対面で話せない分、難しい面もありますが、いつもより積極的になる子どもたちもいるなど、おもしろい発見もありました。
インドゾウチームでは、野生での保全と動物園での保全について、インドゾウの飼育員からお話を聞きました。
その中で、スミスソニアン保護生物学研究所がミャンマーで実施しているアジアゾウの保全活動の様子などを知り、野生でのゾウの保全活動の実態や課題などを学びました。
また宿題として、それぞれの家庭にあるエコラベル付きの製品を探して、そのマークの意味を調べてきてもらいました。
実際に子どもたちが調べてきたマークは、こちらが想定していたものとは違い、少しドキッとしてしまいました。
その後は代表的なマークの意味を紹介しました。
最後に「保全の先にあるインドゾウの明るい未来」をテーマに絵を描いてもらい、授業は終了しました。
子どもたちが思い描くゾウが幸せに暮らす様子がよく描かれていました。
ヒガシクロサイチームでは、生息地での現状を知り、野生のクロサイを守るためにできることがあるのか考えることが狙いでした。
実際にアフリカでクロサイの保護に携わる方からのお話を聞いたり、子どもたちから質問をしたりと、どんな環境でクロサイが暮らしているのか深く知ることができました。
密猟は悪いこと、でもその背景には何があるのか。
これからの保全についても、深く考えることができたようでした。
最後にフンボルトペンギン・ミナミアフリカオットセイチームでは、ペンギンの研究に関わっている方から、野生のフンボルトペンギンに関わる人々についてのお話を聞きました。
その後は、ロールプレイングとして、6つの役割に分かれてディスカッションを実施しました。役割はこちらの6種類!
そして職員は政治家の役割として、みんなの話を聞き、最後にみんなが納得できる提案をしてゲームを終えました。
どのチームも動物だけでなく、取り巻く環境やよりよい未来などを考えることができた第5回目の授業でした。
次回はいよいよ最終回。
ズーラシアスクール11期生の卒業発表&卒業式です。
ズーラシアスクール担当