～　雨上がりの水たまりに　～

ある日の雨上がりの水たまりで、何かが動いていました。


アメンボです！


何で、できたばかりの水たまりにアメンボがいるのでしょう？
イメージできないかもしれませんが、実はアメンボは飛ぶことができるのです。

どこかから飛んできたみたいですが、またすぐどこかへ飛んで行ってしまいました。

雨上がりに現れる、まさに、雨坊！
と思ったら、アメンボの語源は飴（あめ）のような甘いにおいがすることから「飴坊」なのだそうです。



アメンボはカメムシの仲間で、日本には約30種もいます。

足先には細かい毛がびっしり生えていて油分があり、表面張力で水面に浮くことができます。
移動するときは中央の足だけ動かして、スイスイ水面を滑っていきます。

水面についている足の部分が少しくぼむので、日の光でそれが水底に影になって映っていました。


こちらは交尾中のアメンボです。

よく見ると、周りには孵化したばかりの小さなアメンボもいました。


知っているようで意外と知らないアメンボ。
じっくり観察してみてください。


鈴木

• この記事をシェアする
• Facebook
• Twitter
• LINEで送る