更新日:2022.08.31モコありがとう
更新日:2022.08.31
モコありがとう
ユーラシアカワウソのモコが8月24日に永眠いたしました。
カワウソ舎で聞こえる音といえば...多くがモコからのものでした。
担当者の気配を察して、巣箱から慌ててガタンッガタンッ!!と出てきたり、
ごはんの催促にミャーミャー鳴いては、フェスンスをカチャカチャ引っかいたり、
ごはんを待てずに登ったり...
この先に行きたいんです...とアピールするかのように扉をカリカリたたいたり。
死亡した前日の夕方も、扉をカリカリとしていました。
静かなカワウソ舎が、いなくなったモコの存在をより感じさせます...。
振り返ってみても、全速力で展示場からお部屋へ走り帰ってくる姿や、
ごはんの魚に食いついては、ガツガツ食べる姿だったりと、
本当に活力に溢れたモコばかりが思い出されます。
ペア相手のジュウベエへにも、襲い掛かる勢いでプールの中でじゃれ合い、
寝ているジュウベエに突進したりと、モコ流の表現を見せていました。
キレのある動き、そのスピード感は、全盛のころのようにはいきませんが、さほど衰えた姿を見ることなくモコとお別れになってしまいました。
ここのところ、担当動物を見送る機会が重なりましたが、こうして最後まで生き抜く動物たちの姿は力強くも感じます。改めてそんな姿を見せてくれる動物たちへ感謝しつつ、こうした命に寄り添うことが出来る毎日を大切に、今後も飼育にあたっていきます。モコありがとう。
(担当:いとう さくら)