更新日:2022.09.27ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~ニャクエリの森・料理編~
ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~ニャクエリの森・料理編~
Jambo~~(「`・д・)「ガオオォ
前回のブログ:ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~ニャクエリの森・散策編②~
☆★旅スケジュール★☆
1日目■日本発
2日目■ケニア・ナイロビ着
3日目■ニャクエリの森
4日目■ニャクエリの森
5日目■移動
6日目■マサイマラ国立保護区
7日目■マサイマラ国立保護区
8日目■マサイマラ国立保護区
9日目■移動
10日目■マサイマラ大学訪問
11日目■シェルドリック動物孤児院
12日目■帰国
今回はお腹がペコペコになるような、ごはんのお話です☆★
初めてのアフリカ料理ということで、「ケニアと言えばこれ!といった料理が食べたい!」という私たち日本人のリクエストに、現地のスタッフは「味の良し悪しは置いておいて、最もケニアらしい料理」を振る舞ってくださいました。
日本の主食といえば、言わずもがな「米」ですよね(`・ω・´)
ケニアでのポピュラーな主食は "Ugali(ウガリ)" というものです!
これは到着時のホテルで出た "Ugali(ウガリ)" と "Nyama Choma(ニャマチョマ)" の写真です。
ウガリが左側の白いもの、ニャマチョマが右側のお肉です。
※ちなみにニャマチョマは、スワヒリ語でニャマ(肉)チョマ(焼く)という意味なので、そのまんま「焼いた肉」です!
ウガリの原材料はトウモロコシです。トウモロコシの粉を湯で練り上げて作ります。家庭料理でもあり、お店でも定番のメニューです!
国や地域により、少しずつ味や作り方が変わります。もちろん、家庭によっても違うので、作り方次第で色々なウガリが楽しめます。
せっかくなので一緒に作らせてもらいました!
作り方は、とにかく混ぜるだけです!!ウガリ粉と水を鍋に入れ、よく混ぜます。かなりの腕力が必要なので、皆で交代しならがらヘラを使って混ぜていきます。固まって来たら、更に全体を混ぜ、水分を飛ばします。
この水分を飛ばす工程で、ウガリの固さが変わってきます。ウガリ粉と水の配分で家庭の味が大きく変わるのがポイントです(^^)
おたま等は使わず、お皿でウガリをすくって分けているところがダイナミックですね!笑
ウガリは、ウガリ単体で食べることは少なく、おかずと一緒に食べることが多いです。
この日のおかずは "Sukuma Wiki(スクマウィキ)"です!
スクマウィキもケニアではポピュラーな料理だそうで、多くの家庭でウガリの付け合わせとして出るようです。
スクマウィキは細かく切ったケールの葉を炒めた料理です。
ちなみに、スクマウィキにはスワヒリ語で「1週間を乗り切ろう!」という意味があるそうです。比較的値段も安く、栄養のある野菜炒めということで、とても重宝されている料理のようです。
早速いただきました!(電気はどこにもないので、焚き火と日本から持参した懐中電灯だけが頼りです...)
まずはウガリから。そのお味の感想はというと...
「..................( ゚д゚)???」
正直、あまり味を感じませんでした...(笑)トウモロコシ粉と水を混ぜたものなので、結構パサパサした食感でした。もう少し水を多くいれたら、もっちり食感になったかもしれません。
続いてスクマウィキ。
「苦味はあるけどケール自体の味が濃くて食べやすい!」
そしてちょうど、これはウガリとスクマウィキを一緒に食べたら美味しいのでは...!?と思っていたら、「ウガリでスクマウィキをすくって食べる食べ方が一番オススメ」と紹介していただきました。
実際にそのように食べてみると...とっても美味(o´ω`o)
日本でも、アフリカ料理のお店やご家庭でもキャッサバ粉等を代用して作ることが出来るので、ぜひ気になってみた方は食べてみてくださいね!
そして一番言われた言葉が「ウガリを食べると強くなるからたくさんウガリを食べなさい!」でした。ウガリは腹持ちが良く、健康にもいいそうです。
他にも...
こちらは "Chapati(チャパティ)"(下側の生地のようなもの)
中東発祥の料理で、ケニアでも主食やおやつとして親しまれています。私には、ウガリよりもチャパティの方が口に合いました。
ケニアの方もそのことを分かっているようで、ウガリよりもチャパティを出してくださる回数が多かったです。
チャパティ粉と水のみで記事を作り、それを生地が出来たら油やバターをつけて焼くだけ!シンプルですが、とてもおいしい料理でした。
また、チャパティと付け合わせで出てきたのが "Githeri(ギゼリ)"といった豆料理です。
ケニアでは豆料理が多く出ます。
そして、食事はみんなで取ります。一緒に食事をとることで、お互いにスワヒリ語と日本語を教え合ったり、自然にコミュニケーションをとることが出来ました。
朝も昼も夜も、食事の時は焚き火を囲みます(`・ω・´)
こちらはキャンプではなく、お店で食べたものですが、 "Pilau(ピラウ)"といった日本でいう、ピラフのようなものです。
意外にもアフリカでは日本の主食であるお米も結構食べられているのです!
食後の片付けも自分たちでします。
ウガリを作る際にスーパーで購入した水を結構使ってしまいました。食器洗いは、現地の方々に汲んでいただいた川の水を煮沸したものを使います。
最後に、キャンプスタッフの調理を担当、モルタザの調理風景をお届けします♪
さて、次回でニャクエリの森編は最終回です♪どうぞお楽しみに(o´ω`o)
飼育展示係 鈴木(由)