～　バエる　～

この時期に動物園でよく見る昆虫といえば、サシバエの仲間です。
ほぼ一年中いるのですが、秋になると急に数が増えます。

どこにいるかというと、

こんなところ。
動物の体について、血を吸うのです。
動物たちも嫌がって、しっぽを振ったり、皮膚を小刻みに震わせたりして追い払っています。


どちらかというと嫌われがちなハエの仲間ですが、
　「やれ打つな　蠅が手を擦る　足を擦る」
小林一茶の句にもあるように、観察してみれば面白いのかも？

ということで、ハエの仲間を少し紹介します。

イエバエの仲間


ニクバエの仲間

ハエの仲間はたくさんいるので、一見して種名を特定するのは難しいとされています。
よく見るハエは、イエバエ、ニクバエ、ショウジョウバエあたりでしょうか。


続いて

ツマホシケブカミバエ　と思われます。
羽の模様が特徴的ですね。

そして、こちらは

マダラホソアシナガバエ　でしょうか。
小さいですが、光沢のある体がきれいです。

最後に

ミドリバエ
ハエの中にも、何とも美しい種類がいるんですね。
まさに、「バエるハエ」ですね。


いろいろなハエがいますが、自然環境の中でのハエの役割についても考えてみてください。


鈴木

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