更新日:2022.10.10~ 擬態☆見つけたい! #10 ~
~ 擬態☆見つけたい! #10 ~
擬態☆見つけたい! 記念すべき?第10弾です!!
(前回のブログ:擬態☆見つけたい!#9)
久しぶりの第10弾は、あの昆虫・・・
さて、どこに隠れているでしょう
擬態といえば、あの昆虫・・・
正解は・・・
ナナフシ(ナナフシモドキとも呼ばれています)でした!
擬態のスペシャリストですよね。
枝にも見えますが、幼虫のうちは、葉の中央で足を広げていると、葉脈のようにも見えますよね。
移動するときも、ゆらゆらと体を動かしながらゆっくり進みます。
風にゆれる枝のようですね。
じっとしているときは、前足をまっすぐ伸ばして枝に擬態します。
前足の付け根は頭が収まるように少しくぼんでいます。
細部にまでこだわりを見せている感じですね。
茶色いタイプのナナフシもいます。
しかし、緑のところにいると、目立ってしまうかも?
葉に落ちた小枝にも見えますが。
こちらにも、ナナフシが・・・
と思ったら、枝でした・・・・・・
こちらは、
エダナナフシです。
ナナフシに似ていますが、触角が長いので見分けられます。
他にも
トゲナナフシ
他のナナフシより太く、全身トゲトゲです。
(ニホン)トビナナフシ
羽があり、飛べます。
そして、後羽はピンク色をしています。
最後に
タイワントビナナフシ
このナナフシも飛べます。
外来種のようですが、日本にも生息しています。
東日本にはいなかったのですが、神奈川県でも見つかっています。
外国から来たものか、国内移入種か不明です。
温暖化により生息地を広げてきた可能性もあります。
時期的にはもうほとんどいなくなってしまいましたが、ぜひ探してみてください。
※ちなみに、ナナフシは単為生殖する(交尾せずメスだけで卵を産むことができる)ことでも有名です。
その卵も草の種のような形をしています。
また、オスのナナフシは見つかるとニュースになるくらい珍しいので、こちらも探してみてください。
鈴木