更新日:2022.12.29ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・横浜お馴染み動物たち②編~
ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・横浜お馴染み動物たち②編~
Jambo~~(「`・д・)「ガオオォ
前回のブログ:ライオン担当者が見た、アフリカ紀行!~マサイマラ国立保護区・よこはまお馴染み動物たち①編~
☆★旅スケジュール★☆
1日目■日本発
2日目■ケニア・ナイロビ着
3日目■ニャクエリの森
4日目■ニャクエリの森
5日目■移動+小学校訪問
6日目■マサイマラ国立保護区
7日目■マサイマラ国立保護区
8日目■マサイマラ国立保護区
9日目■移動
10日目■マサイマラ大学訪問
11日目■シェルドリック動物孤児院
12日目■帰国
第二弾のこちらのブログは肉食動物!
ライオンとチーターです(「`・д・)「ガオオォ
まずはチーター!
この遠くからの1枚だけしか撮影することが出来ませんでした。
チーターは野生では数が減ってきています。
100年前には約10万頭生息していたチーターは、様々な要因で現在約6500頭(IUCN レッドリスト 2022年12月時点)にまで減少しています。
なので、野生のチーターも簡単に見られる訳ではありません。
時期等もありますが、今回2018年3月に渡航し3日間でサバンナをドライブし続け、チーターをこの目で見たのはこのたった一度だけでした。
ちなみに、サイ(クロサイ、シロサイ共に)もその数を減らしており、マサイマラ国立保護区では一度も遭遇することが出来ませんでした。
ここ数年のコロナ禍で、ケニアではロックダウンが行われ、国立保護区の観光状況等を含む様々な情勢の変化により、野生動物たちの暮らす環境にも大きく変化があったとのことですが、絶滅の危機であることには変わりありません。
今一度、地球に暮らす私たちも環境問題に向き合う必要があるといったことを再認識しました。
続いてはライオン!
こちらはたてがみもまだ短く、白いので若いオスでしょうか。やはり、アフリカのサバンナで見るライオンは壮観です。虎耳状斑をハッキリ観察することが出来ますね。
群れを追い出されたオスの兄弟たちでしょうか。
彼らが新たに群れを乗っ取りリーダーになる日は来るのか...とても楽しみですね。力強く精一杯生き抜いて欲しいものです。
メスの群れも観察することが出来ました。
昼間のライオンはほとんど動くことがありません。
薄明薄暮(はくめいはくぼ)性なので、朝方や夕方に狩りをします。
狩りに備え、しっかりと睡眠を取っていました。
野生のライオンは狩りをして捕まえられなければ食べ物がありません。
2週間くらい狩りが成功せず、腹ペコ...といったことがザラにあります。
ただぐーたらしている訳ではなく、効率的に動くことが出来るよう、エコに過ごしているのです!
野生のライオンの死因は、狩りの際の致命傷だったり、個体間での闘争によるもの等様々ですが、意外にも餓死が多くあります。
動物園のように寿命を全うする個体は少ないというのが現実です。
植物、草食動物、肉食動物、鳥類...
様々な種が相互に働き、生態系を作り出しています。
この連載ブログの写真から、そういった自然を感じ取って頂けたらとても嬉しく思います。
次回のブログは、よこはまにいるようでいない...!?シリーズを紹介したいと思います(o´ω`o)
飼育展示係 鈴木(由)