更新日:2023.11.13ようこそ!アカラ Part2
ようこそ!アカラ Part2
皆さん、こんにちは!
前回のブログ:ようこそ!アカラ Part1
アカラが来園した当日は、気持ちの良い晴れの日でした。
愛称の通り、アカラは晴れ男なのでしょうか.........?
アカラの移動は、たくさんの飼育員の協力のもと安全を第一に進められました。
扉が開いたとしても怖がって出てこないのでは.........という不安を持ちながら、アカラを輸送箱から寝室へ。
はじめは寝室をキョロキョロとしていましたが、勇気を出したのか少ししてスーっと輸送箱から出てきました。
しばらくしてから、水を飲む音が聞こえホッとしたのを覚えています。
アカラは、はじめて会う人には男性女性関係なくおとなしいようで、私にも初対面の時は穏やかな表情を見せてくれました。
午後には好物の鶏肉を食べ、翌日には餌を完食していました。
その後も、毎日餌は完食しています。
さて、アカラの隣の部屋を使っているムジュですが.........
目隠しをしてはいますが、今までと違うトラの声やにおいがするので、当然アカラがいることはわかっています。
怖がって寝室に入って来ないかと思いましたが、驚くほどスムーズに寝室に入って来て、しばらくはあたりのにおいを嗅ぎ、落ち着いた頃に餌を食べはじめました。
何度か隣室のアカラに向け鼻を鳴らしながら挨拶をしており、その声にアカラも反応し鼻を鳴らし返していました。
アカラは、寝室を掃除するため、翌日にはサブ運動場に出てもらうことに。
初めてのサブ運動場に出てくれるかと心配していましたが、すんなりと出ました。
慎重さと柔軟さを併せ持っているようです。
初めてのサブ運動場では落ち着いて座る様子は見られませんでしたが、セットした肉を食べきり、展示場に出ているデルに向けて鼻を鳴らす様子も見られました。
新しい環境にどんどん慣れていっているアカラは、今では日中はサブ運動場の寝台で、夜間は寝室のスノコの上でくつろいでいる姿を見ることができます。
今まで過ごした動物園の展示場とズーラシアの展示場は異なる部分もたくさんあるため、アカラの様子を見ながら、アカラファーストで展示場に出る練習をしていきたいと思います。
楽しみにされている方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、アカラがこれから快適に過ごせるよう、温かく見守っていただけるとありがたいです。
5年目飼育員 脇田