更新日:2023.03.15ニホンザル ~裏側編①~
ニホンザル ~裏側編①~
どもーー!!
ニホンザル担当です☆★
最近、フキノトウをサルたちにあげたら喜んで食べていました♪
春ですね~!!
さて、いつも食べ物ネタが多いので、今回は普段はなかなか見られないニホンザル舎(夜間ニホンザルたちが過ごしている家)をご紹介をしようと思います。
実はニホンザル舎には、群れとは別に暮らしているサルたちがいます。
高齢のため目が見えなくなったおばあちゃん、エツコ(メス)です🐒
エツコは推定1990年生まれなので、今年で33歳!!
ニホンザルの寿命は野生では20~30年といわれています。野生では目が見えなくなった時点で餌を採れなくなるので、生きていくことができません。
動物園では高齢の動物たちも定期的な健康チェックを行い、餌の形状を工夫したりすることで、のんびりと生活をしています♪
エツコは目が見えなくても、嗅覚と手で触ることによる触覚で餌を探すことができます。
エツコと一緒に生活をしているのは、孫のオリヒメ(メス)
非常に警戒心の強いサルなので、常に警戒!!という顔をしています。
(よってオリヒメのまともな写真は撮れないのです・・・逃げちゃうから・・)
ある日の一枚。
㊧エツコ ㊨オリヒメ
カリンをあげて、声をかけたところ・・・
あっ!!
忍び足で後ろからきたオリヒメに取られてしまいました・・・
この後、近くまできたのでエツコにもカリンをあげました☆
エツコは今は目が見えなくなって群れとは別々に暮らしていますが、実は昔は群れのメスの中で一番順位が上のサルでした!!
若かりし頃のエツコ↓
おお。若い・・・
そしてもう一枚!
眼力強いですねーー!!
そしてエツコの子孫は現在も群れの中にいます。
ニホンザルは生まれた子どもがメスの場合、成長しても群れに残ります。ちなみに群れの中心的なメスは、順位が高いメス家系によって構成されます。
・・・ということで、エツコの子どもたちも(特にメス)群れの中心的な存在になるのです。
現在の群れで中心的なメスはニイニイ(メス)。
そして面白いのが、エツコとニイニイの顔が・・・
エツコ(若い時)↓
ニイニイ(とグーシー(メス))↓
・・・
似てるーーーーーー!!!!!!
やっぱり遺伝子ってすごいな。と感じた瞬間でした!
特徴的な顔をしているので、ニイニイを探してみてくださいね(^^♪
ちなみに、エツコは好き嫌いがはっきりしています。
手に当たった食べ物を手に取って、においを嗅いで~
今食べたいものはこれじゃない~!
・・という感じでぽーい、と投げます。
これを繰り返して食べたいご飯を探します♪
エツコがおいしそうに食べている姿を見ると、安心します~☺
食欲旺盛なので、まだまだこれから長生きをしてくれると思います☆
次回は~
いつも見えないニホンザル展示場の裏側はどうなっているのか?!(仮)
の予定です!
では、またーー!
☆★☆ ニホンザル担当 ふじさわ ☆★☆