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展示場に〇〇を入れてみました~硬い〇〇〇の削り方~の写真

更新日:2023.09.28展示場に〇〇を入れてみました~硬い〇〇〇の削り方~

更新日:2023.09.28

展示場に〇〇を入れてみました~硬い〇〇〇の削り方~

皆さん、こんにちは。

2023年1月に来園したモウコノウマのフルールとジャスミン、もうご覧になりましたか?

来園して何度か会いに来ていただいた方はお気づきかもしれませんが、6月に展示場の床材を一部変更しました。

 これまで展示場には真砂土(花崗岩が風化してできた砂状の土)を敷き、モウコノウマが踏み固め、石化した真砂土によって蹄が自然と削れることを期待していました。しかし、野生馬であるモウコノウマの硬い蹄には思ったほどの効果はなく、また雨の日になると獣舎の出入り口をモウコノウマが行ったり来たりすることで、周辺がドロドロになってしまい、展示場の水はけも良くない状態になっていました。ドロドロになった獣舎入口.jpg

そこで、2頭が元々いた多摩動物公園の飼育担当者の方にも話を聞いて、6月下旬に水はけが特に悪い獣舎側を中心に砕石を敷き詰めてみました。

砕石を敷き詰めた獣舎入口.jpg

真砂土と砕石.jpg

(左:これまで敷いていた真砂土 右:新たに導入した砕石)

その結果、雨が降っても展示場はドロドロにならず、すぐに乾くようになりました。また、感触が気持ち良いのか、砕石を敷いた場所で走り回ったり、お腹を出して砂浴びをするようになり、伸びていた蹄も少しずつ削れてきているようです。

 

へそ天ジャスミン.jpg

へそ天で砂浴びするジャスミン

砕石浴びをするフルール.jpg

砂浴び後、立ち上がるフルール

蹄が削れたジャスミンの足1.jpg

砕石を入れて2カ月経過後のジャスミンの右後肢の蹄