更新日:2023.09.29いってらっしゃいハシオ!!(後編)
いってらっしゃいハシオ!!(後編)
みなさんこんにちは!
前回は、カズラが生まれたところまでお話ししました🐣
(前回のブログ:いってらっしゃい、ハシオ(前編))
カズラは生まれてから1か月くらいでこんなに大きくなりました。
しかしまだ隣のハシオと比べると半分くらい。
ひょっこり。
コウノトリは孵化後およそ60日で巣立ちを迎えます。
カズラも生まれて2か月もすると、もう巣からは降り立っていました🐤
姿ももうほとんどおとなのコウノトリと変わらないですね。くちばしがまだ少し黒い部分が少ないかな?
ちなみに野生では巣立ち後もしばらくはまだ巣に戻り、親から餌をもらって育ちます。その後は徐々に自力で採食を始めます。
ハシオ(左)に比べると少し子どもっぽい感じもあるかもしれませんが、10月にはもう立派なコウノトリに。くちばしもしっかり黒くなりました。
そんなカズラも2019年12月10日に兵庫県立コウノトリの郷公園へ移動し、現在も元気に過ごしているそうです。
以降、巣があまり上手く完成しない年もありましたが、ハシオとタマコは毎年のようにせっせと枝を運び、営巣を行っていました。
2022年7月には、残念なことにハシオのパートナーのタマコが死亡しました。2012年にペアになってから、かれこれ10年間共に過ごしてきたタマコ。ハシオも以前に比べるとクラッタリングをあまり行わなくなりました。
そして約1年が過ぎ、2023年9月20日にハシオは多摩動物公園に移動しました。当日ハシオの出発と同時に、新たなペアがやってくるので、前日の閉園後は、獣舎内の部屋にひとまずお引越し。
多摩動物公園には、コウノトリがたくさんいるので、他の仲間と仲良くできるか心配ですが、ハシオならうまくやっていけるでしょう!
ひょっとすると新しいパートナーが見つかるかも...!期待ですね。
多摩でも元気でいてくれれば何よりです。
ハシオ元気でね!いってらっしゃい!!
ツル・コウノトリ担当