更新日:2023.09.20遠方からはるばるお疲れさま。だけど・・・ 〜ウスバキトンボ〜
更新日:2023.09.20
遠方からはるばるお疲れさま。だけど・・・ 〜ウスバキトンボ〜
ウスバキトンボは、秋ごろからよく目にするトンボです。
公園などの草地で群れになって飛んでいる姿がよく見られます。
ズーラシアではころころ広場やアフリカのサバンナゾーンの草原エリアなどで見られます。
このトンボの特徴は、すごい速さで成虫になり、分布域を広げるところです。卵から成虫になるまで1ヶ月ほどと言われています。
ちなみにシオカラトンボ、アキアカネの幼虫期間は2、3ヶ月、期間の長いオニヤンマは3〜5年ほどと言われています。
世界中の比較的暖かい地域に広く分布し、日本には、ミャンマー、インド、中国、朝鮮半島、ボルネオあたりからやって来ている可能性が高いようです。
しかしこのウスバキトンボ、日本にやってきて繁殖したとしても、冬を越えられず卵・幼虫・成虫、全て死んでしまうようです。※八重山諸島以外
これも一つの戦略かと思いますが、温暖化が進むと日本での定着範囲が広がりそうですね。
遠方からはるばるやってきたウスバキトンボ、今日も風に乗って飛んでいました。
地域の生き物保全P