更新日:2024.02.07ズーラシアスクール第5回 サル博士になろう!
ズーラシアスクール第5回 サル博士になろう!
皆さん、こんにちは!
ズーラシアスクール担当です。
1月20日に第5回目の授業を行いました。
今回のテーマはサルです。
今回観察するのは、
アカアシドゥクラングール
ニホンザル
チンパンジー
の3種類です。動物種を発表したところで、それぞれのサルについて知っていることや持っているイメージを挙げてもらいました。
アカアシドゥクラングールは「名前的にかっこよさそう」「聞いたことがないから難しい」「かしこそう」「腕と足が長そう」といった意見。
ニホンザルでは「茶色で顔と尻が赤い」「山に多くいる」「童話にでてくる」「温泉にはいる」といった意見。
最後にチンパンジーでは「類人猿で一番ヒトに近い」「知能がすごい」「道具を使う」「温厚だけどときどき牙とかで争う」といった意見が挙がりました。
今回の観察ポイントは「食べ物・展示場・尾」だということを確認し、いざ観察へ!
アカアシドゥクラングールチームは
担当者の話を聞きながら寝室にいたアカアシドゥクラングールを観察したり、
主食の木の葉を観察し、展示場も観察しました。
つづいてニホンザルチームは
園路から、ニホンザルや普段与えているエサを観察し、担当者の話を聞きました。
そして、エサを食べている様子も観察できました。
最後にチンパンジーチームは
屋内展示場にいたチンパンジーたちを観察し、
チンパンジー舎内でエサを観察してから屋外展示場に入り、チンパンジーたちがどんなところで生活しているのかを体感しました。
観察を終えたあとはまとめと発表です。観察ポイントごとにホワイトボードにまとめていきました。まずは食べ物です。
それぞれの食性や野生での食べ物、食べ方などの発表がありました。3種とも同じ種類のエサも与えていますが、違う種類のものを与えていたり、生のまま与えるのと蒸して与える違いがあったり、いろいろな違いを学ぶことができました。
つづいて展示場です。
それぞれのサルの特性や来園者の目線を考えて造られた展示場の様子を発表してくれました。ニホンザルやチンパンジーが逃げないためのモートや電気柵、立体的に行動できるように丸太や消防ホースを設置していること、本物の木と偽物の木(擬木)があることなど、こちらも深い学びがありました。
最後に尾です。
3種の尾の形状や用途などについての発表がありました。アカアシドゥクラングールは長い尾を持ち、バランスを取るのに使っていること、ニホンザルの尾は短く、アルファオスの尾はピンと立っていること、チンパンジーには尾がなく、オスとメスを見分けるにはお尻を見ると分かりやすいことなど、同じサルの仲間でも全く異なる尾の特徴を学ぶことができました。
さて、最初に挙げてもらったそれぞれのサルについて知っていることやイメージと照らし合わせてどうだったでしょうか?ズーラシアには今回の3種以外にもサルの仲間がたくさんいますので、今回観察した内容と同じ目線で見てもらえると面白いと思います。
次回は草食動物博士です。
どんな動物たちに会えるかお楽しみに!
ズーラシアスクール担当