よこはま動物園ズーラシア公式サイト

twitter facebook youtube instagram
ズーラシアスクール第5回 サル博士になろう!の写真

更新日:2024.02.07ズーラシアスクール第5回 サル博士になろう!

更新日:2024.02.07

ズーラシアスクール第5回 サル博士になろう!

皆さん、こんにちは!
ズーラシアスクール担当です。

1月20日に第5回目の授業を行いました。
今回のテーマはサルです。
今回観察するのは、

アカアシドゥクラングール
ズラスクサル写真②.jpg
ニホンザル
ズラスクサル写真③.jpg
チンパンジー
ズラスクサル写真④.jpg
の3種類です。動物種を発表したところで、それぞれのサルについて知っていることや持っているイメージを挙げてもらいました。
ズラスクサル写真①.jpg
アカアシドゥクラングールは「名前的にかっこよさそう」「聞いたことがないから難しい」「かしこそう」「腕と足が長そう」といった意見。
ニホンザルでは「茶色で顔と尻が赤い」「山に多くいる」「童話にでてくる」「温泉にはいる」といった意見。
最後にチンパンジーでは「類人猿で一番ヒトに近い」「知能がすごい」「道具を使う」「温厚だけどときどき牙とかで争う」といった意見が挙がりました。

今回の観察ポイントは「食べ物・展示場・尾」だということを確認し、いざ観察へ!

アカアシドゥクラングールチームは
ズラスクサル写真⑤.jpg
担当者の話を聞きながら寝室にいたアカアシドゥクラングールを観察したり、
ズラスクサル写真⑥.jpg
主食の木の葉を観察し、展示場も観察しました。

つづいてニホンザルチームは
ズラスクサル写真⑦.jpg
園路から、ニホンザルや普段与えているエサを観察し、担当者の話を聞きました。
ズラスクサル写真⑧.jpg
そして、エサを食べている様子も観察できました。

最後にチンパンジーチームは
ズラスクサル写真⑨.jpg
屋内展示場にいたチンパンジーたちを観察し、
ズラスクサル写真⑩.jpg
チンパンジー舎内でエサを観察してから屋外展示場に入り、チンパンジーたちがどんなところで生活しているのかを体感しました。

観察を終えたあとはまとめと発表です。観察ポイントごとにホワイトボードにまとめていきました。まずは食べ物です。
ズラスクサル写真⑪.jpg
それぞれの食性や野生での食べ物、食べ方などの発表がありました。3種とも同じ種類のエサも与えていますが、違う種類のものを与えていたり、生のまま与えるのと蒸して与える違いがあったり、いろいろな違いを学ぶことができました。

つづいて展示場です。
ズラスクサル写真⑫.jpg
それぞれのサルの特性や来園者の目線を考えて造られた展示場の様子を発表してくれました。ニホンザルやチンパンジーが逃げないためのモートや電気柵、立体的に行動できるように丸太や消防ホースを設置していること、本物の木と偽物の木(擬木)があることなど、こちらも深い学びがありました。

最後に尾です。
ズラスクサル写真⑬.jpg
3種の尾の形状や用途などについての発表がありました。アカアシドゥクラングールは長い尾を持ち、バランスを取るのに使っていること、ニホンザルの尾は短く、アルファオスの尾はピンと立っていること、チンパンジーには尾がなく、オスとメスを見分けるにはお尻を見ると分かりやすいことなど、同じサルの仲間でも全く異なる尾の特徴を学ぶことができました。

さて、最初に挙げてもらったそれぞれのサルについて知っていることやイメージと照らし合わせてどうだったでしょうか?ズーラシアには今回の3種以外にもサルの仲間がたくさんいますので、今回観察した内容と同じ目線で見てもらえると面白いと思います。

 

次回は草食動物博士です。
どんな動物たちに会えるかお楽しみに!

ズーラシアスクール担当